腰部疾患

ギックリ腰・急性腰痛

急な痛みで思うように動けなくなるギックリ腰

急性なイメージがありますが、痛みが出たのが急なだけで、身体の変調は自覚症状の有無に関わらず以前からあります。

ぎっくり腰は基本的には「起こり得ることのない痛み」で、普通に生活しているなら体験することはありません。

それが出てしまったということは、身体が悲鳴をあげています。

腰を考える

腰は漢字で月(にくづき)に要(かなめ)と書き、身体の要をなす部位です。

要を維持するために他の関節に比べて動きが小さいように設計され全身と連動しやすいような構造になっています。

そして腰の前方には内臓がある為、腰を内臓を守る働きもあり、痛みが出にくくなっています。

腰痛に急性はない

外傷と呼ばれる「骨折」「捻挫」「打撲」の場合、急に痛みが出る事があります。

この3つは人間以外にの動物全般に起こる事で、日にち薬で症状は解消していきます。

その他にも内臓疾患や大動脈瘤などにより腰痛が関連痛として出る事がありますが、整形外科疾患の腰痛と明確な違いがあるので判断は容易です。

整形外科疾患による腰痛で上記の3つに該当しない場合、腰痛を発症したことある人がたくさん居たとしても、急激な痛みで動けない状態になってしまうのは余程な事です。

ぎっくり腰の事を急性腰痛や急性腰部捻挫と言いますが、腰部の関節が捻挫する事は非常に稀です。

捻挫は四肢に起こりやすい疾患で「捻る」+「荷重」により起こります。

急性痛が出にくい部位で捻挫しにくい部位に出る急な腰痛の原因は腰以外の部位にある事が殆どです。

原因を考える

解消する時、しっかりと原因把握をしないと、再発することが多くなります。

原因は腰と呼ばれる体の要の破綻なので腰よりも上の上半身か、腰より下の下半身にあります。

そして痛みが出る時は不意の動作が多い事からも日常生活動作の癖による体の捻じれが原因です。

痛みを解消する事が重要ですが、何が原因で激痛が出たのかを知ること。

そして、その癖をコントロールすることが大切です。

ぎっくり腰になったときには必ず原因を明確にし自覚しておく必要があります。

「痛み止め」「ブロック注射」「コルセット」での対応が一般的ですが、痛みが取れてそれが100%の解消になっていないことが多くあります。

も時間が出来た時点で来院し、再発しない状態まで解消しているのか確認してもらうべきだと思います。

ありえない痛みの

どこが原因かを考えた時、単純に「腰が痛くなったから腰に原因があります」って簡単な問題ではありません。

ありえない痛みの原因は様々です。

「関節」や「筋肉・筋膜」以外にも「内臓」や「脳」のストレスのような身体内の要因だけでなく、「衣類による肌のストレス」や「食べ物」など身体外の要因も考えられます。

自分の将来を見据え、身体がどうしてなって今に至るのかをなんとなくでも知っておいた方がいいと思います。

特に繰り返している人は現状を理解していないので再発している事を意識すべきです。


施術の有用性

施術することで解消出来ますが、結果も大切ですが経過が非常に大切です。

たまに「ぎっくり腰を一回の施術で解消させる」うたい文句を見ますが、一回の施術で解消することが良い場合と、回数かけないと駄目な場合があります。

施術回数がどの程度必要なのかを、身体の状態をチェックする前から伝えることはできません。

患者さんの中には「腹部大動脈瘤」「腸閉塞」など、施術適応範囲外疾患の関連痛をぎっくり腰と勘違いして来院された場合もあります。

この状態は非常に緊急性が高いので、すぐに総合病院への受診を勧めています。

なった理由に対してどのようなストレスを脳が出し、どんな防御反応がでているのか?

それを落ち着かせて、自然治癒力が効きやすい状態へ誘導していく事が大切だと思います。

普段出ない激痛が出たことを軽く考えず、症状の後ろに隠れている要因まで確認する。

ぎっくり腰に限らず、どの疾患も自然治癒力さえコントロールできれば、急な痛みは出ないように身体はできています。


自分の自然治癒力を見直すタイミング

普段、どこかに身体をぶつけたり、すりむいだりしてもそれほど気に留めないはずです。

それは痛みが時間を追うごとに減少し、日にち薬で解消した経験が過去にあるからです。

そう考えると、日にち薬で解消しないことは異常なことです。

日にち薬でどうにもならない状態になっているのは、日常生活中にある何気ない動作の癖です。

癖を理解し、解消し再発しない状態をあなたの身体に合ったペースでやっていく事がベストだと思います。

「腰に爆弾を抱えている」なんて話がありますが、それは「自分の身体の使い方が分かっていません」と言っているのと同じです。

施術を行い、日常的な癖を新たな癖にすることで、また痛くなったらどうしようと考える不安を解消することが出来ます。