シンスプリントは発症原因である脚の使い方と衝撃分散できない関節のストレスを取り除くことで、再発せず解消していくことができる疾患です。
安静にしていても解消しにくい疾患なので、施術をおすすめしています。
シンスプリントのメカニズム
シンスプリントは、別名「過労性脛部痛」と言われるすねの辺りの痛みの総称名です。
病因と病態
シンスプリントの病因は、すねに着いている筋肉(後脛骨筋)の張力によるものと言われることが多いです。
痛みの出ている所には筋膜はあっても筋肉が着いていないことが最近の医学論文などで発表されているため、複合的要因による発症だと考えられています。
スポーツ選手に多く、ランニングの影響、次いで跳躍の影響による反復刺激が発症要因とされ、つま先立ちによる症状の再現性が高いため、筋膜・腱膜損傷が原因としている文献も多くあります。
損傷程度分類
筋膜・腱膜による原因の他に、骨の炎症(疲労骨折・骨膜炎)も病因とされており、疼痛の個人差が広い疾患です。
そのため、疼痛程度による分類があります。
Ⅰ度:運動後のみ痛みがあるタイプ。
Ⅱ度:運動前後に痛みがあるが、スポーツに支障がないタイプ。
Ⅲ度:運動前・中・後に継続的に痛みがあり、スポーツに支障があるタイプ。
Ⅳ度:日常生活でも痛みが強く、スポーツができないタイプ。
整形外科的治療方法
- 安静。
- アイシング。
- 筋力強化とストレッチなどのリハビリ。
- クッション性の良い靴の使用。
- インソールやテーピングによる形態異常の矯正。
Ⅰ度のシンスプリントでは、症状の解消例が多くありますが症状の悪化に伴い解消例が減少していく傾向があります。
シンスプリントになりやすい人
シンスプリントが起こる要因には、いくつかのポイントがあります。
- 反復刺激による発症。
- 筋線維の損傷が少ない疾患。
- ランニング時の踵接地時間が短い。
これらのポイントから考察すると反復的刺激の分散ができず、足元を効果させる傾向が導き出されます。
そして、シンスプリントで悩んでいる方のほとんどが浮指で足の機能低下を起こしています。
この影響が解消しないと再発を繰り返し、最悪スポーツを引退することになります。
浮指の影響からくる身体の歪み
浮指が継続的になると、足の機能低下を他の部分で補う必要が出てきます。
この状況に痛み加わると庇う動作も追加され、身体の歪みは全身に波及します。
安静やテーピングで一時的に状況緩和を行っても、身体の歪みがある中で筋トレしても解消しない理由は浮指を中心とした身体の安定性を再獲得できていないためです。
まず行うことは現状把握し、今の状況に合った施術を行うことです。
シンスプリントやすねの痛みでお困りの方は、ぜひ当院へお越しください。
症状を改善できるように全力でサポートさせて頂きます。
ちはや鍼灸接骨院のご案内
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