「冬になると身体が固まってぎっくり腰になる」こんな話を耳にします。
確かに寒さによる緊張はありますが、全身の筋肉を緊張させて熱を作っています。
なぜ腰にぎっくり腰(急性腰痛)が発症するのでしょうか。
身体には仕様がある
四季のある日本では身体は夏仕様と冬仕様に分かれます。
これは人間だけでなく、動物全般に起こる現象で犬の夏毛と冬毛も一例として考えられます。
しかし、動物が冬にぎっくり腰で悩むことはありません。
冬が得意でない動物は冬眠し、身体を温存します。
人間は常に体温を一定にする機能があるため、外気温に関係なく身体の調子も一定のはずですがそうならない理由は冬の生活様式になります。
冬で思いつく生活習慣
- こたつ生活。
- 服をたくさん着る。
- 運動量の低下。
- 保温に適さない食べ物の摂取。
- 暴飲暴食。
このような衣食住の生活様式が夏場と極端に違う場合にぎっくり腰になりやすいと考えています。
身体は正直です。
ギックリ腰が発症することが悪いのではなく、生活習慣の見直しをするタイミングだと認識して頂けるといいかと思います。
年末年始開けに起こるぎっくり腰
年末年始は特に生活様式が変化しやすく、男性は食べてゴロゴロを繰り返しやす傾向があります。
そんな生活様式が1週間程度続くと身体の機能も低下します。
年始に同じ様に仕事をしようと張り切っても、気持ちと身体は裏腹でぎっくり腰が起こります。
首に反応が出る人もおり、寝違えを発症する人もいます。
寒いから動かないは逆効果
- 冬は寒くておトイレに行くのも嫌だから水分量を減らしている。
- こたつが気持ちよくて寝落ちしてしまう。
- 電気カーペットを布団に敷いてねている。
これらは身体の機能低下を進める原因となり、ぎっくり腰で来院された人によくある傾向です。
「冬は寒くて当たり前」と割り切って、寒いのであれば積極的に動き、汗をかくことで健康状態を保つことができます。
身体は何かに依存し、当たり前になるとその機能を退化させ、ギックリ腰の回復力も低下します。
10年後を見越した健康管理を行うには、四季に対応した身体作りが必要です。
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