胸郭出口症候群の具体例
- 首や肩を動かそうとすると、鎖骨の辺りに痛みが走る。
- 吊革に捕まると、腕が痛みとしびれで上げてられなくなる。
- テレビを見ているだけなのに腕が強烈にだるくなる。
- 腕に痛みを感じだして、どんどん熱っぽくなっている。
- 病院に受診し病名は分かったものの症状が改善しない。
胸郭出口症候群とは
鎖骨と肋骨の間にある筋肉(前斜角筋・中斜角筋・小胸筋)の中を通る神経や動脈が締め付けられたり、圧迫されることで発症します。
締め付けや圧迫が起こる部位で病名が変わり、胸郭出口症候群はそれらの総称名です。
症状としては手指のしびれ(特に小指側)、熱感・冷感、脱力感、首・肩・肩・肩甲骨・胸のうずくような痛みがあります。
圧迫部位によっては重苦感を感じることもあります。
胸郭出口症候群の分類
- 斜角筋症候群
- 過度外転症候群
- 頚肋症候群
- 肋鎖症候群
胸郭出口症候群になる人、ならない人
書物などでは、「首が長く、なで肩の女性に多い(男性の2〜3倍)」と記載されているものが多いが当院に受診する方にはほとんど該当せず、男性でも首が短くても発症している。
当院の考察では、昨今のスマホやパソコン画面を長時間見続けることによる姿勢異常が背景に隠れていることが多いです。
その他に胸郭を構成している、鎖骨と肋骨の動きが非常に小さく、呼吸が浅い方もなりやすいと考えています。
これについては、過去の交通事故や高い所から落ちた時に尻もちをついたなどの忘れていた怪我も一緒に改善させることが必要です。
鎖骨や肋骨の動きが小さいと他の疾患にかかることもあります。
肋骨や鎖骨は身体の中でも非常に重要度が高く、長く健康に生きたい方には特に大切です。
特に肋骨は背骨と関節を作っているので、「肋骨の動きが硬い=背骨の動き」も硬いです。
そして肋骨の付いている背骨は自律神経や内臓疾患、婦人科疾患など身体の様々な機能をサポートしています。
胸郭出口症候群になってから、便の出が悪くなった、生理痛が酷くなった、更年期の症状が出たなど、付随した症状に見舞われ益々不安が大きくなります。
そうならないためにもある症状を改善することはもちろんのこと、元気に長生きするために関節の動きの改善、歪みの改善は必須です。
胸郭出口症候群の診断
手や腕の痛み、痺れがあるものの、「何で首じゃなくて胸郭なのかしら?」、「本当に胸郭出口症候群?」といった不安を持っている方も多々います。
ネットで調べるほどご自身の症状が本当にどこからきているのか分からなくなっていませんでしょうか。
当院に来院された方で、胸郭出口症候群と診断されていましたが実際は手首の問題だったなんてケースもあります。
お医者さんの誤診ではありません。
実際に胸郭出口症候群の症状はあるのですが、発症した経緯が人によって全く違うのです。
病名の決めつけではなく、症状が出てきた経緯を紐解き、改善させる手助けをさせて頂きます。
胸郭出口症候群への当院のアプローチ
当院でのアプローチは、他の疾患の施術と根底は変わりません。
上記した関節の動きと歪みを取り除く施術を行います。
痛い所の関節だけでなく全身の歪みを取り除きます。
関節の安定性が高まると次第に症状が改善されていくのが実感できます。
胸郭出口症候群で来院した方で、腰痛が解消したり、頭痛がなくなったり、むくみが取れたりするのは身体を全身的に改善させているからです。
胸郭出口症候群や腕の痛みでお困りの方は、ぜひ当院へご相談ください。
ちはや鍼灸接骨院のご案内
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