湿布やサポーター、日にち薬で痛みが取れる捻挫も多くありますが残念ながらそのほとんどは痛みが取れただけです。
関節が緩くなり癖になるなどの後遺症が無いようにケアするには捻挫の原因である靭帯損傷だけ
治療しても改善しません。
そして、挫いた時、捻った時、痛みが無いかどうかのチェックだけで軽症かどうかを判断するのも非常に危険です。
捻挫による弊害や施術アドバイスを解説していきます。
捻挫と捻る・挫くの違い
手首や足首を捻る、挫くことを経験したことがある方は多くいらっしゃると思います。
ではどこで捻るや挫くが捻挫に名前が変わるのか？
これは病院での判断や痛みが出たことによるものが多いと思います。
それ以外の場合は、「捻挫したことありますが」と質問しても捻った程度で「怪我をしたわけではない」という認識の方が一般的かもしれません。
捻りや挫くことは痛みが出ないとただの一時的な動作異常としての認識になってしまいます。
それが悪い訳ではありません。
ただ、痛みが無いから大丈夫と思っていたことが原因で未来に身体のバランスを徐々に崩し、大きな疾患になることもあります。
捻挫は靭帯の問題だから痛みが取れたら大丈夫
捻って病院受診をした時、骨折と診断されるのと捻挫と診断されるのだと捻挫の方が軽症のイメージがあると思います。
確かに骨の損傷と靭帯の損傷だけを考えると骨折の方が大変なことです。
しかし、捻挫程度なら運動や仕事を休めないので無理する人が多いのも事実。
ですが、それは捻挫を軽視しすぎです。
捻挫することで患部はどのようなことが起こっているのか
捻挫の代表的関節と言えば足首ですが、その足首を例に挙げて説明します。
捻挫が起こる時ほとんどの方は足裏が内側に向き、バランスを崩したり、転倒したりします。
周りに他の人がいたら恥ずかしい思いで、何事もなかったかのように移動しようとしてしまいます。
私もその経験をしています。
その時、足首の関節では靭帯の損傷のみが引き起こされているわけでありません。
しかし、立て直す前に皮膚の過剰伸張によるストレスにより全身に緊張が入り、関節を固めようとします。
捻って固まった関節に体重が乗ることで筋肉や腱が引っ張られ、軽度の損傷を起こします。
それでも体重は関節に乗り続けるので関節を構成している靭帯と骨がずれ始めます。
まだまだ体重は関節にかかり、関節のずれが限界を迎えた時に靭帯が過剰に伸張され損傷します。
※体重のかかる時間と方向によっては同じような動作で剥離骨折を伴うこともあります。
そして転倒し関節の方向が正常に戻ると言う運びになります。
捻挫で重要なことは、ずれた関節を戻すこと
関節の構成はずれないことで全身のバランスを保っています。
足首の捻挫でも手首の捻挫での行うと全身バランスが大きく狂います。
ただ捻ったことで運動パフォーマンスが狂ったり、お気に入りの靴が履けなくなったりすることもよくあるお話です。
人生全うするまで歪みが原因で大きな症状は出ないかもしれませんが歪みが勝手に戻ることはほとんどないのです。
関節は一度正常位置に戻しておくことをおすすめします。
捻挫でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。
ちはや鍼灸接骨院のご案内
住所：〒657-0054 兵庫県神戸市灘区稗原町2-3-20 エスペランス六甲101
アクセス：JR六甲道より徒歩５分 阪急六甲より徒歩９分 阪神新在家より徒歩９分
電話番号：078-861-1151
定休日：日曜日・祝祭日
