慢性疾患の対応、何処に行っても治らずお悩みの方へ

慢性疾患は、急性疾患が連続的に発症している場合と、発症から様々な身体にマイナスの影響を与え続けている事による悪化している場合があります。

何処に行っても治らないのであれば、先ずは現状を再確認する所から始めてみませんか。

慢性疾患とは

慢性疾患とは「徐々に発症して治療も経過も長期に及ぶ疾患の総称」として定義されています。

整形外科疾患以外にも、内科疾患や循環器疾患など様々分野の疾患に該当します。

ここでは整形外科的慢性疾患について的を絞った内容にしていますが、内科疾患や循環器疾患による腰痛、アレルギー疾患による頭痛など、整形外科疾患以外の疾患の関連痛として感がえられる場合もあります。

これらの分類は経験が重要で、何となく対策していても本質に気づくことはありません。

慢性的症状とは

慢性疾患とは別で、慢性的症状にお悩みの人も多くいます。

実は慢性的症状で悩んでいる方の方が多く、「肩こり」「腰痛」「膝痛」など、疾患名が存在しないものの、痛みや痺れがある場合が多くあります。

症状が主体となっている場合、西洋医学では「筋力低下」「老化」「運動不足」「肥満」などを原因と伝える傾向があります。

もしそうであれば、みんな同じ対策をとれば改善しているはずです。

原因が分からない事を本態性と呼ばれます。

診断名を付ける事が仕事の整形外科では「変形性」「筋緊張性」など、原因では無く、結果と考えられる要因が紐づいた疾患が多々あります。

これら疾患名や曖昧な原因に惑わされると、生活状況を顧みず対策を講じる為、身体にマイナスの影響を与え続ける事になるかもしれません。

慢性疾患・症状が改善しにくい理由

慢性的疾患や症状は初めから慢性だった訳ではありません。

何かしらの原因が継続的に負荷をかけ続けた、起こった結果です。

その為、「変形性」「筋緊張性」「狭窄」「ヘルニア」「症候群」と呼ばれる疾患を解消するには継続的に負荷をかけ続けた原因を導き出すことが重要になります。

しかし、現在慢性疾患への対策は「固定」「投薬」が主流です。

緊急性が高い疾患は手術適応になるので、継続的に症状が解消せず悩み事が少ないですが、手術する程でもない症状に対する対応不足が、慢性疾患の増加につながっています。

整形外科への受診目的

この内容は「整形外科に行くのをやめて下さい」と伝えたいのではなく、「慢性疾患を解消する為の対策を何処と一緒に行うかを考える方法をお伝えしています。

殆どの方が会社員で労災や診断書が必要な場合、整形外科に行く必要があります。

当院でも整形外科に受診を勧める場合があります。

整形外科は緊急手術が必要かどうかを判断してもらう所です。

重要なことは、現在継続している症状の原因が何かを知る事です。

原因が分かった上で、手術が必要な場合、対策は整形外科でしか出来ません。

当院でも紹介状を記載し、整形外科受診を勧める理由は緊急手術が必要だからです。

しかし、緊急手術が必要でない疾患・症状に対しては「注射」「投薬」「固定」の手札しかなく、この3つが原因に対する対策でない為に、慢性症状が増加しているのです。

症状を解消する事と疾患を取り除く事は違います。

「変形性」「狭窄」「ヘルニア」などの様に、画像で確認できる異常が確認されると、それが解消しないと症状も解消しないと考えている人が多くいらっしゃいます。

これは西洋医学と東洋医学の考え方の違いです。

西洋医学:症状の進行を抑える事を目的

東洋医学:症状の本質的原因を見つけるのが目的

この2つの学問にはメリットとデメリットがあり、どちらも扱い方が重要です。

慢性疾患・症状で緊急手術が必要でない場合、西洋医学一辺倒で解消していないのであれば、東洋医学を用いた考え方必要になります。

東洋医学の考え方

東洋医学は漢方に代表される様に、一人一人、現状把握を来ない、その人に合ったものを調剤します。

これは施術・整体も同じで、現状把握を患部だけでなく、全身から行います。

現状把握で診得ること

  •  肉体的ストレスによる身体の歪み
  •  精神的ストレスからくる呼吸量の低下
  •  社会的ストレスからくる頭蓋の緊張
  •  普段の立ち方・座り方
  •  食生活からくる内臓の緊張
  •  循環不全が起こす局所冷感(きょくしょれいかん)

などなど、様々な影響に対し身体が対応出来ているか確認する事で、根本的原因にたどり着くことが出来ます。

現状把握を行う事で、施術の診立てができます。

その為、施術効果が無いのは診立てが間違っている事になります。

当院が行う解消対策

当院では現状把握に、東洋医学的鑑別法を用いて、症状や疾患名にとらわれることなく全身状態を確認し、身体の中に隠れている使い方による患部の影響を紐解きます。

どんどん紐解いていくと「身体の歪み」「関節の圧縮率」「癒着」「皮膚の緊張」「内臓反射」「日常生活動作の偏り」など、整形外科では伝えられない要因が露出してきます。

東洋医学的鑑別法のメリットは全身状態を把握している為、再発が非常に少ない事です。

現状把握の結果、導き出された要因に対する手技療法を行う事で、ストレスを感じ緊張している脳をリラックスできる環境にするとで、自然治癒力が正常化し、日にち薬が適応されます。

自然治癒力が活性化するには「症状が良くなった(安心)」の気持ちが必要です。

少しでも動くようになると必要以上に気にしなくなり、日常生活動作がリハビリになります。

そんな状態を早期に作り、解消のサポートをします。

ちはや鍼灸接骨院 髙橋裕介