手首部疾患

ドケルバン病でお悩みの方へ

手指疾患の中では激痛の部類に入るドケルバン病。

固定具での対処法にも限界があり、根本的原因の解消が急務になります。

育児や家事など手を使う事をやめる事が出来ない状態で、使いながら解消させることが出来ます。

母指にのみ起こる疾患

ドケルバン病は狭窄性腱鞘炎の別名です。

母指以外の指で発症すると腱鞘炎と診断されます。

腱鞘炎との違いは、母指の自由度と可動範囲が広い事からくる症状の長期化です。

母指には他の指よりも筋肉が多く付着することで自由度を高めています。

筋肉一本一本の端にある腱が狭い所を隙間を縫うように滑走する為、滑走スペースが減少すると固定やテーピングでは根本的対策がとれません。

影響が強くなるとばね指の併発なども考えられる為、原因がどこにあるのかが非常に重要になります。

整形外科で原因が分かる場合、ガングリオンや変形など画像診断で判断出来る物以外は滑膜炎や腱鞘炎と診断が付きます。

疾患名は炎症が起こった理由ではないので、発痛部分以外にも目を向けて対策を考える必要があります。


腕の仕組みと母指依存

腕は肩関節に始まり指先まで7~8個の関節で構成されています。

骨の形や関節の位置を見ると、腕は本当によくできた構造体です。

上腕骨:1本、前腕骨(橈骨・尺骨):2本、手関節近位(舟状骨・月状骨・三角骨):3個、手関節遠位骨(大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨):4個、中手骨・指骨:5本

骨は近位から遠位にむけて放射状に増える構造をしています。

細かい動きや衝撃を分散する為に作られたことが分かります。

腕を全体的に万遍なく動かす事が出来れば、整形外科疾患は起こりにくくなります。

昨今ではスマホやパソコンの普及で、小手先で出来る事が増えてきました。

そのこともドケルバン病の発症件数が増加している理由だと思います。

使いすぎ以外の理由を考える

ドケルバン病や腱鞘炎だけでなく、腕の疾患の原因で良く言われる使いすぎ。

使いすぎとは「限度を超えるほど使い続ける事」だと考えています。

身体が限度を超えるほど使った時に出す痛みは筋肉痛の様に日にち薬が適応されます。

使いすぎが続くと、身体は耐性が付き筋肉は大きくなり、関節の可動域は広がります。

使えば使うだけ身体は対応します。

ドケルバン病はどうでしょう。

限度を超えるほどの刺激を常に加え、筋肉痛や可動範囲の拡大を感じましたか。

そうではなく、筋肉は緊張し可動範囲は小さくなる逆の反応を感じていませんか。

これは使いすぎからくる身体の進化ではなく、使い方に問題があり、身体が防御反応を高めた結果です。

当院が行う早期解消対策

ドケルバン病の痛みは日常動作に原因が潜んでいます。

「固定して安静にしていれば軽減する」と言われていますが、指を痛みのない範囲で使いながら生活する事は不可能に近いと思います。

安静が優先事項の疾患は、根本的な原因にたどり着けず、再発しやすくなります。

東洋医学では症状や疾患名にとらわれることなく全身状態を確認し、身体の中に隠れている使い方による患部の影響を紐解きます。

どんどん紐解いていくと「身体の歪み」「関節の圧縮率」「癒着」「皮膚の緊張」「内臓反射」「日常生活動作の偏り」などになります。

東洋医学のメリットは全身状態を把握している為、再発が非常に少ない事です。

ドケルバン病のストレスを感じ緊張している脳をリラックスできる環境にするとで、自然治癒力が正常化し日にち薬が適応されます。

少しでも動くようになると必要以上に気にしなくなり、日常生活動作がリハビリになります。

そんな状態を早期に作り、解消のサポートをします。

ちはや鍼灸接骨院 髙橋裕介