手首の痛み

ドケルバン病

ある日突然に痛みが起こり「重たい物を持つ」「ドアノブを回す」など当たり前に行っていた動作に気を使いだす。

家事や育児、毎日行う作業にストレスを感じ、必要以外に時間がかかってします。

使わざる負えないなら、安静にせず使いながら解消する方法を選択しましょう。


親指にしか起こらない痛み

他の指で発症すると腱鞘炎の診断名ですが、親指だとドケルバン。

腱鞘炎と整形外科的発生要因は一緒でも対策が違います。

自由度の大きい親指の可動範囲を有効に使えていないことがドケルバンになりやすい要因です。

固定やテーピングでコントロールできるほど動きは小さくありませんし、個性的です。


親指への依存

手にある5本の指の中で一番重要な指だと思っている方が多いと思いますが、指の中で重要なのは小指です。

この認識違いにより親指側に比重を置き、小指側を固定する動きを日常生活で反復的に行っています。

5本の指には意味があり、どれがかけてもパフォーマンスは下がります。

親指が使えないから出来ないではなく、5本の指を連動して使えていないので発症しています。


腕の構造を知る

腕は肩関節に始まり指先まで7~8個の関節があります。

この関節たちを見ると、腕は本当によくできた構造体だと感じます。

腕の骨は放射状に広がるような構造をしています。

上腕骨:1本、前腕骨(橈骨・尺骨):2本、手関節近位(舟状骨・月状骨・三角骨):3個、手関節遠位骨(大菱形骨・小菱形骨・有頭骨・有鈎骨):4個、中手骨・指骨:5本

細かい動きを衝撃を分散する為に作られたことが分かります。

そんな中でどこかに主体性を置いて動かす事が偏りとなり、バランスに偏りが出始めます。

ヒトは意識している所をたくさん使うので、無意識でも使用機会の多い親指側に痛みが出ると、ますます親指側を意識する事でバランスの偏りが進みます。


腱鞘炎は使いすぎでは起こらない

腱鞘炎の診断とセットで使いすぎを指摘されます。

使いすぎとは限度を超えるほど使い続ける事だと思います。

身体が限度を超えるほど使った時に出す痛みは筋肉痛の様に日にち薬が適応されます。

使いすぎが続くと、身体は耐性が付き筋肉は大きくなりますし、関節の可動域は広がります。

使えば使うだけ身体は対応します。

腱鞘炎はどうでしょう

限度を超えるほどの刺激を常に加え、筋肉痛が来て関節の可動範囲が広がったでしょうか

現実は逆の事が起きていませんか

筋肉は緊張し可動範囲は小さくなっていませんか

これは使いすぎからくる身体の進化ではなく、使い方に問題があり、身体が防御反応を高めた結果です。


問題は継続動作にあり

指が動かないと機能が低下する事は脳も知っています。

高齢になると手遊びが良いと言われているのも指先の多様な動きが脳の刺激になるからです。

それでも痛みをだし、固定化する方向に誘導する脳は身体の破綻を恐れています。

普段当たり前に行う動作は無意識で行っています。

考えたわけでもなく、経験値から行っている動作が多いですが、そこに問題は潜んでします。

5本の指の連動性の欠如は腕全体の連動性を低下させ、衝撃が分散出来ない為に痛みを出しています。


再発なんてしない

身体の状況を把握し、身体の捻じれを取り除き、動作の癖を新しい癖すれば何も問題ありません。

固定やテーピングを行うたびに意識は親指側に誘導されるので、痛みがなくなったとしても、それは解消したのではなく潜伏しただけです。

もともと指先は自然治癒力の効きやすい場所です。