変形性関節疾患

変形性関節症でお悩みの方へ

関節に存在していても痛みの原因では無い事が多い変形。

加齢が原因では無く、身体を守る為に出来た変形をうまく使い、関節を安定させることが大切です。

変形性関節症とは

軟骨下骨の肥厚と関節辺縁部の骨棘形成、軽度の慢性非特異性滑膜症を伴う関節軟骨の緩徐な消失を生じる疾患の事と定義されています。

とっても難しい定義ですが、関節軟骨は薄くなり、関節の縁は骨が広がる事を記載しています。

他の疾患は炎症性疾患・絞扼性神経疾患・血管性疾患など、痛みの原因となる組織を定義の中に盛り込んでいますが、変形は痛みに対する記載が定義にありません。


病態にも、「関節軟骨の代謝異常(細胞産生の低下と細胞分解の亢進)と軟骨破壊の進行」としか記載がありません。

変形は痛みの直接的原因では無い事が定義や病態からも分かります。

炎症が主の疾患であれば変形性関節炎になっていたと思います。

変形のメカニズム

変形は骨棘の事を指します。

骨棘は代謝異常と軟骨破壊の進行で発生する関節軟骨周囲の修復メカニズムが関与しています。

この破壊に伴い、軟骨の亀裂形成と関節辺縁部の骨棘形成を認めるようになります。

骨棘形成は骨・軟骨の修復機転と考えられていますが、関節軟骨は血管やリンパ管がない為、修復能は成人では非常に低いく、進行が進むにつれて、軟骨下骨の露出や骨硬化や骨嚢胞の形成も出現し、関節変形が高度になります。

変形は修復過程で構成されますが、その理由は関節面の安定性が関係します。

関節面は全体で衝撃を分散する仕組みになっていますが、年齢が上がるにつれ、姿勢・重力・軟骨変性・水分減少・生活様式・過去の怪我により、分散する面が少なくなります。

この狭くなった分散を広くするために骨棘を形成し、広くしていると考えられています。

変形することは関節を安定させるために必要なプログラムです。

変形と関節

手関節・手指関節は巧緻作業や強力な把持動作など、脊椎・股関節・膝関節・足関節・足指関節は荷重により変形しやすいとされています。

それ以外にも熱が溜まりやすい肘関節や脱臼後の経過で肩関節でも確認されます。

すべてに日常生活動作・過去の整形外科疾患・スポーツでの金属疲労など複合的原因があり「関節あるところ変形あり」とも言われます。

変形によるストレス

変形による影響が一番大きく出るのは「可動域の減少」です。

関節周囲の疼痛や腫脹が出る場合は、変形があっても他の疾患もある事を意識する事をオススメします。

関節周囲には他にもたくさんの疾患があります。

前述したように変形は炎症性疾患・絞扼性神経疾患・血管性疾患でもありません。

変形だけに着目し、関節の水を抜いたり、ヒアルロン酸を注入しても長持ちしないのは変形が問題ではないからです。

当院が行うリカバリー対策

変形性関節症の場合、変形の進行を抑える事は可能です。

しかし、修復メカニズムなので限度があります。

変形性関節症の痛みで困っている場合は他の疾患との関連性を考えます。

そうすることで、見えていなかった原因が明確になり、安静以外の対策を行う事が出来ます。

東洋医学では症状や疾患名にとらわれることなく全身状態を確認し、身体の中に隠れている使い方による患部の影響を紐解きます。

どんどん紐解いていくと「身体の歪み」「関節の圧縮率」「癒着」「皮膚の緊張」「内臓反射」「日常生活動作の偏り」などになります。

東洋医学のメリットは全身状態を把握している為、再発が非常に少ない事です。

変形性関節症のストレスを感じ緊張している脳をリラックスできる環境にするとで、自然治癒力が正常化し日にち薬が適応されます。

少しでも動くようになると必要以上に気にしなくなり、日常生活動作がリハビリになります。

そんな状態を早期に作り、解消のサポートをします。


ちはや鍼灸接骨院 髙橋裕介