膝関節水腫・水たまり
膝に痛みを感じると「水が溜まっているんじゃないの」と普段の会話でも出で来る程メジャーな関節水腫
「水は抜かないといけない」「水を抜くと癖になる」「何で水は溜まるのか」などの疑問をクリアーしていきながら、当院では何故に水を抜くことなく勝手に吸収されていくのかを考えていきます。

目次
あなたは現在このような症状で悩んでいませんか?
- 週に1回水を抜いている
- 抜いた当初は楽になるが、日にちがたつと元の腫れた状態に戻る
- 体重や年齢が原因だと言われたが、片膝だけ腫れていて痛い
- 病院での処置では変化を感じれない
- どうすればよくなるのか不安でいっぱい
なぜ関節水腫が当院で改善するのか
水がたまる事に対してあまりいい思いはないですよね。
痛みもあり、膝も曲がりにくく「今まで当たり前に出来ていたことが出来なくなった」のですから。
では、何故膝に水がたまる様になったのでしょうか?

膝には膝蓋上包と呼ばれる大きな関節の袋があり、水はここに溜まります。
どうしてここに水がたまるほどの大きな袋が必要なのかと言いますと、膝関節が非常に動きの大きな関節だからです。
膝関節には、他の関節と違い「転がる動き」以外に「すべる動き」が存在します。
この二つの動きが協調し合いながら動くことで、正座を様に膝を深く曲げることが出来ます。
そうなると、どうしても大きな関節の袋が必要なのです。
もちろん膝以外の関節にも水は溜まります。
ただ膝関節ほど、動作を阻害しません。
他の関節には滑る動きが無く関節包が大きくないからです。
という事は「すべる動き」が水がたまる事で阻害されているのです。
水はなぜ溜まるのかを私が理解しているからです

水が溜まる場所はある程度分かって頂けましたか?
それでは次は何故水が溜まるのかについて考えていきます。
殆どの場合、膝に痛みを感じた時に水が溜まる感覚だと思いますが、膝に痛みが無くても溜まる場合もあります。
そして年齢に関係なく水は溜まります。
私の息子は3歳で膝に水が溜まっちゃいました。
この水、簡単に説明すると炎症と呼ばれる火災が膝の中で起こっている所へ、消火活動の為に集まってきたものです。
水が溜まるのは何かしら「関節の中が正常じゃない状態」になった時でないと溜まりません。
(痛みが無くて溜まる場合は感染症を疑いますが、今回の説明は痛みを伴う膝関節痛の水たまりに集中させて頂きます。)
ですから、膝に水がたまるという事は異常があった膝を正常に戻すための仕組みなんです。
水と言ってますが水ではありません
水たまりと分かり易く説明していますが、この水は普段私たちが口にしているお水とは違います。
このお水は関節液と言いまして、本来関節の中で大変重要な働きをしています。
一つが「関節の潤滑を促す役目」、もう一つが「関節内の軟骨を栄養」することです。
様々な成分が入っていまして、よくご存じのヒアルロン酸もその中の一つです。
成分はさほど興味がないと思われますので、割愛しますが、ヒアルロン酸主成分の一つで、どちらかと言うと潤滑を助ける成分です。
関節のお水を抜いた後で注入しますが、ヒアルロン酸だけを投入しても、その他の成分が足りていないと全く役位に立ちません。
炎症によりヒアルロン酸は分解されてしまいますが、注入するほどではなく、注入しつづけるものでもありません。
それらはすべて身体の中で勝手に調整してくれます。
関節水腫の原因は関節の捻じれによる関節包のストレスです
関節水腫は一時的に起こる事はあっても、本来継続するものではなく、何度も注射で水腫を抜く様な疾患ではありません。
現に海外では日本ほど関節水腫を注射で抜くこともありません。
膝関節は股関節と足関節の間にある関節で、まさに中間関節と呼ばれています。
関節上包があることからも運動をするには非常に動き大きな関節ですが、単独損傷は比較的少ない場所です。
そんな中で水腫がたまるのは膝蓋上包が正常にスムーズに動かないことが原因です。
そのスムーズさを欠いていているのは股関節、足関節も含めた下肢の関節や筋肉の捻じれや歪みにあります。
膝に水がたまった場合まず行う事は

まず行う事、それは水を抜く事ではありません。
確かに水を抜くことで関節の中の圧力が下がり、周囲の筋肉へのテンションも下がるので動かしやすくなることもあります。
しかし、先程記載したように、膝関節を正常にするために集まってきたものなので、正常になれば勝手になくなります。
勝手になくなるものを痛い思いをして抜く必要はなく、施術を詰めて行えばどんどん水は引いていきます。
本当にしないとダメなことは、無理しない程度、痛みが出ない程度に膝関節を動かすことです。
多少でも動かさないと関節液の流れができにくい状態になっていきます。
そんな事言っても怖くて動かせない
「怖くて動かせない」「痛みが強くなりそうで不安」など自分で動かすのが不安でしたら、注射の前に施術を受けませんか?
膝の水腫は施術していくと関節が安定性を取り戻し、勝手に抜けていきます。
簡単に言いますと水が症状を改善させるサポートをするのです。
この辺は当院の強みでもあるエコー(超音波画像診断装置)を使用してリアルタイムで水の変化を映し出せます。
毎回来るたびに水が少なくなっていく画像が見えるので、経過が分かり非常に効果的です。
再発しない状態を作るためにも、気になった方はご連絡ください!