ジャンパー膝の改善について

膝の痛み,イメージ

こんにちは、ちはや鍼灸接骨院の高橋です!

ジャンパー膝は、安静が1番とよくいわれますが、これだけでは改善に安静に非常に時間を要します。

「スポーツに早く復帰したい」そんな想いをお持ちでしたらのでしたら、安静や湿布、サポーター以外の対応を検討してみてください。

頑張り屋の膝蓋骨

骨,イメージ

膝蓋骨しつがいこつは、膝の独特な動きのサポートをしっかりしており、優れものです。

これがないと深く屈伸したり、正座などできません。

膝蓋骨の上縁で大腿四頭筋とくっつき、下縁で膝蓋靭帯がくっついています。

そんな頑張り屋の膝蓋骨は、毎日の反復運動による刺激に対応しています。

特にジャンプやキックの様な動作では、瞬発力と衝撃を上手にコントロールする必要があり、それができないと動きに問題が出てきます。

膝蓋骨は靭帯と筋肉で安定していますので、動きが抑制されると周囲の筋肉や靭帯や半月板にストレスのはけ口がうつり、それに対応できない状態が継続することで痛みを出し、危険を知らせてくれています。

頑張り屋の膝蓋骨が動かなくなり、周囲の筋肉や靭帯にかかるストレスの比重が高くなるのはいったいなぜなのでしょうか。

痛いのはなぜ片側の膝だけなのか

ジャンパー膝で受診される方のほとんどは、右脚か左脚どちらか一方の痛みを訴えています。

余程がない限り、極端にどちらかだけを使うことは二足歩行なので難しいです。

にもかかわらず、片脚だけに痛みを感じているのはなぜなのか、疑問に思ったことはありませんでしょうか。

それは、日常生活を無意識で行っていても左右の脚を同じような動きで使っていないことが原因です。

つまり、その人それぞれの癖というものです。

それがあることで片脚に痛みが出ることが多いのです。

身体の癖と痛みの出現

日常生活や運動動作に癖があることが痛みの原因になる比重が高いです。

その癖にそって反復刺激が入るので痛みが出現します。

ですが、「癖を治せばいいじゃない」「正しく歩こう」「ちゃんと座ろう」は正解ではありません。

今痛みが出ている状態での思い付きの姿勢変更は、良い結果に結びつきにくいのです。

人の癖は、無意識なのです。

姿勢をよくしようにも現状の姿勢の癖をしっかり把握する必要があります。

「O脚だから」「外反母趾だから」も、ある部分的な特徴に過ぎず、全身の癖が見えない限り安静にしていても、サポータや湿布していても、施術していても改善に時間がかかってしまいます。

時間がある方であればいいのですが、早く復帰したい人にはメリットがありません。

そのため、膝だけでなく全身の癖を読み取り、状況把握し、施術しないといけないのです。

膝蓋骨は正常に動きますか

膝蓋骨は、上向きで寝ている状態で力が抜けていると上下左右に動きます。

これは膝蓋骨周囲の靭帯と筋肉の緊張が緩和していることで起こるのですが、ジャンパー膝の場合、緊張が取れず自由に動かない場合が多くみられます。

上記したように膝蓋骨は膝の運動に大きく関わっていますので、スムーズに動かないことも一つの原因となります。

ただ、動かなくなった原因は他にありますので、原因の原因を探る必要があります。

炎症にも損傷にも原因があります。

それさえ分かれば施術は比較的容易となります。

どんな施術をするのか

人は、それぞれに癖をもって生活しています。

その癖による筋肉の緊張や関節の捻じれ、靭帯のストレスを改善していくことで改善していきます。

これは膝関節単体の問題ではなく、身体全身が関わっています。

膝だけをサポータやテーピングで保護や固定しても完治しないのは、そのためです。

特に膝関節は股関節や足関節の影響を受けやすく、骨盤や肋骨、脊柱のストレスにもさらされるので、全身状況をしっかり把握して施術する必要があります。

色々な施術を受けて受診される方も当院では多く、膝関節周囲の状態は非常に改善しているのですが、上半身の影響が残っているなんてことがあったりします。

施術自体は、捻じれや緊張を取っているように動かしながら行う方法と、優しい力で関節を完成させていく方法を選択しながら行います。

今でも「ボキッとされるんですか」「施術は痛いですか」との問い合わせがありますが、それはありませんので安心してください。

ジャンパー膝は改善するのか

問診,イメージ

ジャンパー膝自体は、癖による使い方の問題が占めるウエイトが大きいので、誰にでも起こりえることです。

だいたい3回ぐらいまでの施術で皆さん変化を感じてもらえますし、改善実績もあります。

クライアント一人ひとり身体の特性は違いますので、「これをすれば絶対治ります」と言うよりは組み合わせて施術を行っていくことで改善していきます。

特に運動を休みたくない方にはやりながら改善することをおすすめしますので、運動もして頂けたらと思います。

ジャンパー膝でお悩みの方は、ぜひ当方までご相談ください。

スポーツされている方のサポートをちはや鍼灸接骨院は特に得意としております。

以上、ジャンパー膝の改善についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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