変形性関節症

膝に痛みを感じると「水が溜まっているんじゃないの」と普段の会話でも出で来る関節水腫
「水は抜かないといけない」「水を抜くと癖になる」「何で水は溜まるのか」などの疑問はありますが、水は身体を元に戻すために必要なモノで、それをうまく使いながら施術していく事で再発も防止できます。
年齢が上がるにつれ、水腫の理由は変形性膝関節症だと考えている方が多いと思います。
だとすれば、水を抜くことで変形性膝関節症は解消するのでしょうか。
関節水腫は関節周囲に炎症がある時に起こります。
膝には膝蓋上包と呼ばれる大きな関節の袋(関節包)があり、水はこの中に溜まります。
大きな関節包が必要な理由は、膝関節の動きが他の関節に比べて独特な動きだからです。
膝関節には、他の関節と違い「転がる動き」以外に「滑る動き」が存在します。
この二つの動きが協調し合いながら動くことで、正座の様に膝を深く曲げることが出来ます。
膝関節以外の関節にも水は溜まりますが、滑る動きがなく、関節包が大きくない為、膝関節ほど動作や機能を阻害しません。
という事は、水が溜まる事で滑る動きが阻害される場合、痛み以外に可動域制限も起こります。
可動域制限が少ない場合は、安静にせずに適度に動かした方が関節の圧力が安定しやすく、水の抜けが良いです。
炎症が起こる疾患では殆どの場合、水腫が起こります。
「前後十字靭帯損傷」「外内側側副靭帯損傷・断裂」「半月板損傷」「棚障害」など10代でも発症する疾患でもしっかり関節水腫は起こります。
ちなみに、私の息子は3歳の時、雨の日にタイル張りのショッピングモールで転倒した際に側副靭帯に炎症が起こり膝に水が溜まりました。
水腫はネガティブな印象があるかもしれませんが、身体に起こった炎症を解消する為に必要な自然治癒力です。
自然治癒力を阻害するような「注射」「固定」は不自然なバランスを生み出し、防御反応を高めます。
よく「老化」や「軟骨が薄い」事を理由に挙げられますが、この二つは生理現象で誰にでも起こる事なので理由にはなりません。
炎症と水の関係を簡単に説明すると、炎症と呼ばれる火災が膝の中で起こっている所へ、消火活動の為に集まってきたものが水です。
※痛みが無くても水が溜まる場合、感染症を疑いますが、今回は痛みを伴う膝関節水腫に集中させて頂きます。
水が溜まる事で炎症による放熱を軽減させ、水圧を関節内から高めることで安定性も高めます。
そうする事で、炎症を早期解決するために必要な関節の捻じれなどの外的要因を軽減させる役目もあります。
消火活動中の水を抜いて膝が動くようになったとしても、炎症が解消していないのであれば水は継続的に集まってくるのはその為です。
膝の炎症は人生の中で1度は経験します。
炎症を軽度で納め、水腫が過剰に必要な状態にしないかどうかは日常生活動作に関係してきます。
水と分かり易く説明していますが、この水は普段私たちが口にしている水とは違います。
この水は関節液(滑液)と言い、関節の中で重要な働きをしています。
一つが「関節の潤滑を促す役目」、もう一つが「関節内の軟骨を栄養」することです。
関節液には様々な成分が入っており、よくご存じのヒアルロン酸もその中の一つです。
成分はさほど興味がないと思われますので割愛しますが、ヒアルロン酸は主成分の一つで潤滑を助けます。
関節の水を抜いた後にヒアルロン酸だけを注入しても、その他の成分が足りていないと全く役に立ちません。
炎症によりヒアルロン酸は分解されますが、注入する程ではなく、注入し続けるものでもありません。
それらはすべて身体の中で勝手に調整してくれます。
腫れているからと水を抜く行為は、暴力的で自然治癒力を無視しています。
炎症が起こる原因は、下肢の関節全体の捻じれによるストレスの結果です。
この捻じれにより変形も起こります。
変形は原因ではなく結果であり、変形も身体を安定させるための自然治癒力の結果です。
水腫や変形による痛みは急に起こったように感じている人もいますが、何年もかけて起こった日常生活動作の偏りが隠れています。
本来、関節水腫は一時的に起こり、偏りを解消する場合がありますが、継続するものではありません。
継続したとしても、何度も注射で水腫を抜く必要はありません。
現に海外では日本ほど関節水腫を注射で抜くことはありません。
下肢の中で膝関節は、股関節と足関節の間にある関節で「中間関節」と呼ばれています。
中間関節は補助関節とも呼ばれ、単独損傷は比較的少ない場所です。
中間関節である膝関節に水腫がたまるのは、下肢全体のバランスに偏りが起こり膝蓋上包が正常方向にスムーズに動かないことが原因です。
靭帯や半月板が断裂するような器質的な原因が無い場合には、関節にかかる捻じれストレスを解消させ、関節内圧力を正常にすることで自然治癒力が安定的に働くので、日にち薬で良くなります。
水腫を有効的に使いバランスの偏りを解消していく事で、痛みも腫れも解消します。
水腫の変化は当院の強みでもあるエコー(超音波画像診断装置)を使用してリアルタイムで確認できますので安心してください。
膝の痛みがとれず「ちはや鍼灸接骨院」を訪ねました。
超音波検査で筋肉の状態を診察していただき、痛みの原因を視認できたことに驚きました。
施術もどこをどうされているのかがよく判ります。
また施術は速効性があり、痛みが改善されることが確かめられます。
膝の腫れも引いていくことが日を追って確認できます。
痛み止めの貼り薬(テープ)を使用しなくなりました。
引き続き施術を受けたいと思っています。
よろしくお願いします。
※この体験談は個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。個人情報や守秘義務を守るため、写真や名前など個人が特定出来る情報は削除しています。
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丁寧な治療と詳しく説明していただき安心感があり、今後においてたいへん勉強になりました。
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【来院される前、どのような症状で悩まれていましたか】
左ひざの痛み。首から肩のこりと左手しびれがありました。特に左ひざの痛みは1ヶ月以上続き、起立を正常にできない状態で苦しんでいました。
【現在の症状はどうですか】
左ひざ、首肩のこりと左手のしびれもとれ快適です。時に足の痛みがとれたことは大変良かった。
【当院は他の治療院と何が違いますか】
初めてなのでわかりませんが、整形外科の薬による治療とは違って、痛みの原因を根本から解消でき生活の指導もしてもらえたので良かったです。
【最後に何か一言お願いします:今後、来院される方へのメッセージ】
整形外科で薬やシップをもらっても治らなかった痛みがとれて大変ありがたかった。少し時間がかかる(個人による)けれども根本的に整形より良かったです。
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