頚椎椎間板ヘルニアでお悩みの方へ

首のヘルニアで悩まれている場合「安静」か「手術」の両極な問題に直面されている人が多くいらっしゃいます。
西洋医学の施術に不安や疑問を持っている方、そんな施術をするべきか悩んでいる方の選択肢を増やすべく、そして改善すべく取り組んでおります。
安心してください。頚椎椎間板ヘルニアは解消できる疾患です。
頚椎椎間板ヘルニアとは
脊椎の中でもっとも動きの大きい部位は頚椎です。
加齢や変形、外傷により可動域の大きい頚椎の椎間板線維輪に断裂が起こり、中心にある髄核が脱出します。
そのことを椎間板ヘルニアと言います。

ヘルニアには種類があり、MRIを撮影後にドクターから説明を受けた方も多いと思いますが、重症に多い脱出型でも自覚症状が少なく、安静を指示される人がいます。
この種類はあくまで参考であり、ヘルニアの逸脱の大小だけで症状の重症度を決めることは出来ません。

【 発症しやすい箇所 】
頚椎5番6番間
頚椎4番5番間
頚椎6番7番間
この順番に発症頻度が高く、90%を占めます。
【 発症しやすい年齢 】
40歳代以降に多くなりやすい疾患ですが、昨今では20歳代でも症状に悩まれている方も多くいます。
60歳代以降では、発症しやすい箇所のどこかの頚椎椎間板に異常をきたしている人が殆どです。
同時に脊柱管の狭窄を持っている人も増加します。
これは、加齢による変性ですので、殆どの方が症状はなく、放っておいても問題ありません。
どうして椎間板ヘルニアが起こるのか

椎間板は上下の椎骨の間にあり、クッションの役割をするとともに、脊柱全体のバランスを安定させる機能もあります。
基本は上側の椎体が前方に移動する動作(首を前に倒す)を行う時に椎間板は後方に移動し、上側の椎体が後方に移動する動作(天井を見る)を行う時に椎間板は前方に移動します。
捻る動作でも
現代に多いストレートネックや頚椎後弯の場合は椎間板が後方に変異し、ヘルニアになりやすい状態が出来上がっています。
そんな状態で、交通事故や寝違え、転倒やつまずきを繰り返すことで椎間板の線維輪に微細断裂が発症し、髄核が脱出しやすいようになります。

椎間板(特に髄核)は筋肉の様に断裂が起こったからと言って修復がすぐに始まる訳ではなく、修復能力も非常に弱いので、少しの外力でも毎日繰り返していると(例えば髪の毛をくしでとく動作)、進行の一途をたどります。
突発的な症状出現としては交通事故、転倒などによる外傷による負荷、脊柱管狭窄を持ち合わせている年齢では歯医者の治療や美容院での洗髪、窓ふき作業などの頚椎伸展強制でも起こりえます。
ただ、先にお伝えしたように、変形や変性により、椎間板ヘルニアになったとしてもすべての人が痛みやしびれで悩むことはありません。
ヘルニアにより神経が圧迫牽引を受けない限り症状は出現しません。
そして、殆どのヘルニアは体内のマクロファージが食べてくれるので3カ月もあれば消失します。
ただ、それでも症状が無くならない人、激痛で夜も横になれず寝れない人、首が動かせない人などはヘルニアと+αの疾患を見極める人用があります。
頚椎ヘルニアの自覚症状
- 肩こり
- 疼痛
- 不快感
- 重圧感
- 動作痛
- 放散痛
- 可動域制限
- 手指の巧緻運動障害
- 歩行障害
症状は頚部、肩部、背部、上肢部など広範囲に出現するものもあります。
ヘルニアでは痛みと共にしびれの症状が強く、感覚異常が出現することもあります。
椎間板ヘルニアは施術次第で手術を回避できる。
「ヘルニア=手術」のイメージがあるかもしれませんが、手術の優先順は非常に低い疾患です。
そんな中でも即手術を行った方がいいヘルニア症状は「膀胱直腸障害」と呼ばれるもので、排尿遅延や頻尿などの症状が顕著に感じられる場合は救急の受診をオススメしています。
それ以外の症状に関しては当院で検査をすることで、病院での精密検査が必要なのか、施術で改善するのかは判断がつきますので安心してください。
その他にも胸郭出口症候群や絞扼性末梢神経障害など鑑別が必要な疾患もあります。
首や肩が痛い、腕がしびれるだけでヘルニアと決めつけることは出来ませんので、思い込みに注意してくださいね。
椎間板ヘルニアは整体で改善するのか

椎間板ヘルニアからくる症状の改善は期待して頂けます。
ただヘルニア自体を押し込むことは出来ませんので、経過の観察は必要になります。
ヘルニアがあることよりも、ヘルニアによる症状がある事にストレスや不安を感じていらっしゃると思いますので、今自覚されている症状をまずは早期に改善することを提案しています。
そしてヘルニアになるには日常生活動作の癖や、ゆがんだ姿勢が背景に必ずあります。
そこも同時に改善していくことで再発のない状態にしていきます。
※当院で改善された人の殆どが、ヘルニアだけが原因ではありませんでした。
現状把握を正確にし、過去に起こった全身の外傷歴や日常生活動作、そして当院で行っている椎間板ヘルニアの施術を行うことで、お悩みの症状から解放されるお手伝いが出来ると思います。
気になる方は一度施術を体験してみてください。