- 吐き気・発熱・震え・不眠・耳鳴り・めまい・腕のしびれ・頭痛・だるさ・脱力感などの症状に悩まされている
- 枕の高さや固定をして安静にしていたが、変化が感じられない
- 薬を飲んで一生生活するのは嫌だ
- レントゲンやMRIを取っても異常がなく、症状改善に向けて何をしていいか分からない
- 後遺症で日によって症状が出入りする
- 後から症状が出るのが怖い
むちうちとは
頚椎の外傷で一番有名なむちうち。
殆どが自動車事故などの急激な外傷が原因で、頚椎に過度に伸展、次いで屈曲されて生じます。定義上、損傷は軟部組織にとどまり、骨傷・椎間板・靭帯損傷は伴いません。
その為、むちうちと頚椎捻挫(靭帯損傷)は分けて考えられています。
症状は項部痛や後頭部痛および肩部の重圧感を伴います。
慢性化する場合にはバレールー(Barre-Lieou)症候群と呼ばれ、様々な他覚所見の少ない不定愁訴が発症する。
レントゲン上では上位頚椎(特に頚椎3番4番)に異常が認められる場合もあるが、すべての人に該当するわけではありません。
頚椎とは
頚椎は7つの関節からなり、上は頭蓋骨、下は胸椎と関節しています。
頚椎は前方に弯曲しており、椎体の後方に脊髄が走行します。
痛みの出現ポイント
むち打ちは不定愁訴(他覚所見に異常がない症状)が多く、十人十色の場所です。
意外に知らない、むちうちの経過
むち打ちは筋緊張亢進時期、弛緩時期、拘縮時期、回復時期に分けられます。
筋緊張亢進時期
大きな衝撃が入った直後は興奮状態のために、あまり症状が出現しないケースもありますが、殆どの場合が防御反応から筋緊張が亢進し、可動範囲が極端に小さくなり、痛みいがいにも不眠や肩こり、吐き気に悩まされる人が多い時期です。
弛緩時期
緊張が取れてくると、可動範囲が大きくなることで、痛みを感じることも多くなり、動かすといたから動かさないようになりやすいです。
しびれや耳鳴り、頭痛も症状として出現します。
拘縮時期
動かさないのを繰り返すことで、再度可動範囲が小さくなります。
このときに痛みが減少する人もいますが、動かないストレスと、不定愁訴による悩みでどうしていいか分からず、お薬の量が増える方も多い時期です。
慢性化していく場合はこの状態が非常に長く、改善しない、一生付き合おうと考える方もいらっしゃいます。
回復時期
どの方も症状の軽減を実感し、不定愁訴を訴えることも少なくなり、天候に左右されることもなく、症状出現前の生活をイメージ出来るようになってきます。
今どうすべきなのか
頚椎は非常にデリケートな部分です。
硬いからマッサージ、牽引、電気療法など、改善する為に行動することは非常に大切ですが、まずは現状認識が必要です。
西洋医学で言われる不定愁訴は画像や、血液検査で異常がない症状に対して使われています。
しかし、必ず原因はあります。
それを踏まえたうえで改善する為に何を選択するかを、もう一度考えてください。
むちうちは一生付き合うような病症ではありません。
それだけは、必ず覚えていてくださいね。
当院でのアプローチ
どのタイミングで来院されるのかによっても施術方法は異なりますが、悩みの多い不定愁訴を改善する為にはまず、頚椎を含んだ脊柱や頭蓋骨の安定性が不可欠です。
むちうちは本当に強い衝撃が瞬間的に首周囲に入ります。軽い事故だとしても不意を突いての衝撃は想像を超えるほどのエネルギーです。
その為、施術前にあまり気になっていなかった症状も、施術する事で変化を感じ、ご自身の体の状態が分かる方も多くいらっしゃいます。
例えば、視力や全身の緊張加減、立った時の安定感など個人差はありますが、気にしている症状以外にも変化を感じます。
関節の安定性が上がると、皮膚や筋肉の過剰ストレスや癒着を改善します。
関節を安定させることだけで改善する方もいらっしゃいますが、天候に左右される症状をお持ちの方やむちうち歴が長期化している方は必ず行わないとダメです。
可動範囲、聴力、頭痛、脱力感なども改善していきます。
細かく施術していくことで、再発防止が出来、悩むことのない生活が送れます。