足裏部疾患

足底痛の場所で分かる疾患名

近年、発症率が高くなっている足裏痛

なかなか解消しにくく、インソールやテーピングなど補助具でのサポートや、投薬や注射など西洋医学的処置を受けてる事が一般的です。

足底痛は場所により疾患名も発症原因も違いますが、本質的発症原因は殆ど同じです。

そこで、疾患名が知りたい人に対して、足裏痛の場所別分類を行っています。

足裏痛が起こる疾患名

足底痛には足底筋膜炎を代表として様々な疾患があります。

足底筋膜炎は広義の疾患名として使用されているので、痛みの場所からも分類する事で、狭義の疾患名を見つけることが出来ます。

しかし、診断名を付ける事はドクターのみ認められた特権です。

ここで、診断名の検討を付けてもドクターの診断名と違う場合があります。

それに対して可否を判断する事はオススメしません。

① 種子骨障害

② 第二ケーラー病 開張足障害

③ 尖足による胼胝(たこ)  趾間神経腫(モートン病)

④ 足底筋膜炎 足底線維腫症

⑤ 疼痛性踵パット 疲労骨折

以降は部位別疾患名についての説明をしていきます。

① 母趾の付け根の痛み

拇趾の付け根には有名な外反母趾があります。

外反母趾は足底ではなく、母趾の内側に痛みが出ます。

外反母趾・強剛母趾は足底には痛みが出ませんが合併症として下記の疾患が発症する場合があります。

種子骨障害

母趾の付け根にある種子骨が、スポーツなどに強い荷重負荷を受けて炎症を引き起こします。

種子骨は骨折・壊死を起こすこともあり、また先天的に分裂していることもあります。

骨折の場合は施術することは可能ですが、壊死の場合は手術をオススメします。

② 第二趾の付け根の痛み

足は手と同じように指の長さに個人差が多くあります。

趾では第二趾の個人差が多く、足の形に影響を与えます。

その点を踏まえて考えると、発症しやすい足の形状があり、対策もおのずと見えてきます。

第二ケーラー病

歩行やスポーツの繰り返しの衝撃により、第二中足骨骨頭に壊死を引き起こします。

骨端線閉鎖以前の10歳代の女子に多く、踏み返しの際に一番力のかかる第二趾に多いとされています。

これも種子骨障害と同じで壊死を定義としていますので、専門家のジャッジが必要です。

昨今では、壊死していなくてもこの診断名が付いているケースもあります。

画像診断して壊死が無ければ施術を積極的に受けましょう。

趾の長さに個人差があるので、自己判断だけの対策は悪化の可能性があるので注意が必要です。

開張足障害

足底アーチの消失により足底での荷重の分散が出来ないことにより引き起こされます。

自覚症状が無くても発症している人も多くいます。

開張足は外反母趾・内反小趾・関節リウマチも併発する為、鑑別が必要です。

基礎疾患があっても施術をすると解消しますが、継続的対策を意識的に取り組んで頂くことが前提です。

③ 第三・四趾の付け根の痛み

第三・四趾間は内側足根骨ユニットと外側足根骨ユニットの間になる為、横アーチ(横の土踏まず)を形成する上で重要な役割をします。

この周囲の痛みは突発的な原因では無く、長期的な機能低下により引き起こされているので、明確な対処方法を継続的に行う事がポイントです。

尖足による胼胝(たこ)

歩行時に荷重が集中し、摩擦や圧迫を繰り返す事で引き起こされます。

特に尖足(足関節背屈制限)があると、歩行や立位の安定性が損なわれ発症しやすくなります。

麻痺により尖足になることもあるので、胼胝の原因を見極める必要があります。

施術での対策も可能なのですが、生活習慣が非常に大きく関与しています。

痛みがある場合は早期の対策が必要ですが、出来やすい既往があるのであれば、インソールよりも食生活を含めた生活習慣を見直すことをオススメしています。

趾間神経腫(モートン病)

趾間神経の神経腫、肥厚が原因で絞扼性神経障害が引き起こされます。

特に足底神経同士が交わり神経が他に比べて太い第三・四趾間に痛みを感じ、外傷、血管病変による神経障害、炎症を受けやすいと考えられています。

両足に出ている方と片足に出ている人で対策が違います。

比較的解消しやすい疾患なので、長期的に悩んでいるのであれば対策が間違っています。

詳しくはモートン病のページを参照してください。

④ 土踏まずの痛み

土踏まずは読んで字のごとく、土が付かない盛り上がった部位です。

この部位の痛みは荷重のかけ方や靴の種類によって痛みに変化が出る事が多くあります。

趾の付け根も足底筋膜の範囲内の為、上記の疾患も足底筋膜炎と診断される場合があります。

足底筋膜炎

足底筋膜と呼ばれる分厚い靭帯が足底アーチの不安定性やスポーツなどによる過度の使用により炎症が引き起こされます。

踵骨の前方に歩行時に刺すような強い痛みを訴え、前足部への放散痛も出現します。

長期的な人が多くなり慢性疾患のイメージが強いかもしれませんが、対策がしっかりできれば症状の解消はしやすいです。

詳しくは足底筋膜炎のページを参照してください。

足底線維腫症

足底筋膜の線維性組織の増生により足底中央部内側の皮下に単独あるいは多数の硬結が引き起こされます。

硬結があったとしても痛みが無い場合もあり、胼胝や魚の目と勘違いしている場合もあります。

硬結が出来やすい部位ではありますが、この疾患名がついて痛みを感じている人にまだあったことがありません。

⑤ 踵の痛み

踵の痛みは踵骨の周囲に出る痛みを指します。

これも足底筋膜範囲になる為、足底筋膜炎を診断されることがありますが、インソールや注射では解消しにくく、長期間の歩行障害で腰や膝への影響も出やすい部位です。

踵骨棘

踵骨と足底筋膜の付着部の持続牽引により引き起こされます。

踵の変形とも呼ばれていますが、変形方向が地面に平行な為、変形を解消しなくても症状は解消します。

以外に諦めて痛みを我慢している人が多い疾患です。

詳しくは踵骨棘のページを参照ください。

疼痛性踵パット

踵部の皮下脂肪を区画している線維の損傷により、踵部での荷重時のショックの吸収が障害されることにより引き起こされます。

踵部に圧痛があり、ゼリー状やしこりのような硬結を触れることもあります。

以外に足底筋膜炎と勘違いしている方が多いのですが、施術方法も異なります。

施術で対策は可能なのですが、施術は少し時間がかかります。

疲労骨折

ジョギングやランニングによる着地の繰り返しの衝撃と、蹴り出し時のアキレス腱や足底筋膜の牽引力により引き起こされます。

痛みの部位は限局していることが多く、足底に痛みを感じる疲労骨折としては中足骨よりも踵部に多く見られます。

同じ疲労骨折でも子供と大人で発症原因が多きく変わります。

最近では骨折部が離れている場合は手術適応でが、足の機能を考えても骨折部が離れていない限り解消できます。

最後に

疾患に対して簡単な説明をしましたが、殆どの疾患は施術可能です。

変化が無い状態を維持すると、解消する時間も長引きます。

適切な施術を受ける事をオススメします。

ご相談ありましたら、いつでもご連絡ください。