ヘバーデン結節と老化の関係性について
病院に行くと「ヘバーデン結節は老化が原因ですよ」と言われて、薬を出されるか固定をされる、その2つの後療法をされると思います。
注射の選択は余程痛みが出てないとなかなかしないケースが多いので、大体は固定と痛み止め関係が多いとは思います
西洋医学でヘバーデン結節は「一生付き合うものだから諦めよう」「進行しないようにしよう」って考えるのが一般的です。
そういわれても、「お金を出す」「食事をする」など日常生活の中で自分以外の人に指を見せる機会が多々あります。
そのたび「曲がっているのを見られたくない」と考えているのも多いと思います。
でも完全に諦める必要ないと思います。
「指が曲がりだした」=「ヘバーデン結節」ではなく「ヘバーデン結節」=「老化」が全てではありません。
もしそうだったら施術をしても変化は出ませんから。
老化とは人体に60兆個ある細胞内の水分不足の事をいいます。
「軟骨が薄くなっていく」「シワが出てくる」「身長が低くなる」これらは細胞の水分減少が大きな原因の1つで、施術により緩和する方法はありますが限界があります。
ヘバーデンっぽい疾患が多い事実
来院されるクライアントさんの中には、指が曲がっているけれど「結節」とよばれる骨の変形がない人もいます。
そういった場合、指の関節が緩くなっている場合が多いです。
緩くなっていると普段の使い方の癖に引っ張られるような形で指が曲がったように見えます。
そう言った場合は指先の問題ではなく、第二関節、第三関節、手首や肘に問題があります。
指先は東洋医学(経絡)ではスタート地点ですのですべての流れを見る必要があります。
指先だけで解消しようとしている事は悪化させていく事にもつながります。
そこを考えずに指が曲がっているからと見た目を重視してまっすぐに固定したままにすることは非常に暴力的です。
指が曲がった事、痛みが出た事には老化以外の理由が必ずあります。
それを見つけて自然治癒力が効きやすい身体に戻していく事は東洋医学をメインに行っている整体院や接骨院の方が効果的だと思います。
クライアントさんに来院以前受けていた西洋医学での対象方法やリハビリ方法がどういったものなのか確認するのですが、私が勤務していた時と変わっていません。
手術方法は進化していますが、それ以外の後療法は平成前期からあまり変化がありません。
スマホが出現し、生活様式は一変しています。
それにも関わらず同じ方法でリハビリをしているって不思議に思いませんか?
固定よりもまずは老化以外の原因を探すこと
それがヘバーデン結節との向き合い方だと思います。