手首部疾患

TFCC損傷 でお悩みの方へ

解消しにくいと言われていますが「三角線維軟骨複合体」だけにとらわれず「腕一本」の状況把握をしていくと動作の傾向が分かり、症状解消への対策を立てる事が出来ます。

手術や注射ではなく、もっと根本的なところに解消ポイントがあります。

手首の可動域に重要なスペース

三角線維軟骨複合体は、前腕にある二本の骨(橈骨・尺骨)の小指側(尺骨)と、手の根元にある手根骨の間です。

関節は骨と骨によって作成されていますが、前腕と手において橈骨と手根骨は明確に骨と骨の関節ですが、尺骨と手根骨は骨と骨の関節とは言いにくく、あいだに三角線維軟骨複合体があります。

この三角線維軟骨複合体がある事で手首の動きは大きく、腕の動きのバリエーションを増やしています。

発症すると手首の動作制限が起こることで、腕の動きにも制限が起こります。

逆もまた然りで、手首以外が原因で腕の動きに制限がかかり、三角線維軟骨複合体にストレスを起こす場合もあります。

手首の動きに重要なポイントなので、本来は損傷しにくい構造になっていますが、そこに痛みがでる要因は指の使い方や腕の使い方を含む日常生活の癖にあります。

小指とTFCC

指の中で一番重要なのは小指です。

殆どの方が親指だと認識していますが、それは間違いです。

三角線維軟骨複合体は尺骨と手根骨の間にあり、尺骨の延長線上にある指は親指ではなく小指です。

小指を機能的に使うことが手首の安定性と可動域を引き上げます。

しかし、スマホの普及で小指側と親指側の使用頻度にますます差ができています。

手首の使用状況により親指側の損傷で有名なドケルバン病や母指CM関節症になるか、TFCC損傷になるかは紙一重です。

特徴は暖簾に腕押し

手をついた時、三角線維軟骨複合体がある事で他の関節以上に衝撃を分散する働きがあります。

これは同じ手首でも橈骨側には無い特徴です。

硬い物と硬い物が衝突する時、そこには衝撃が生まれますが、硬いものと柔らかいものが衝突する時は分散がうまれます。

TFCC損傷が起こる場合、小指が機能的に使えず、手首全体で万遍なく分散するはずの衝撃が三角線維軟骨複合体に必要以上に入る事が原因です。

分散機能がある部位を固定して経過観察しても解消しないのは、機能回復していないからです。

使いすぎ以外の理由を考える

手腕の疾患の原因で良く言われる使いすぎ。

使いすぎとは「限度を超えるほど使い続ける事」だと考えています。

身体が限度を超えるほど使った時に出す痛みは筋肉痛の様に日にち薬が適応されます。

使いすぎが続くと、身体は耐性が付き筋肉は大きくなり、関節の可動域は広がります。

使えば使うだけ身体は対応します。

TFCC損傷はどうでしょう。

限度を超えるほどの刺激を常に加え、筋肉痛や可動範囲の拡大を感じましたか。

そうではなく、筋肉は緊張し可動範囲は小さくなる逆の反応を感じていませんか。

これは使いすぎからくる身体の進化ではなく、使い方に問題があり、身体が防御反応を高めた結果です。

当院が行う早期解消対策

TFCC損傷の痛みは日常動作に原因が潜んでいます。

「固定して安静にしていれば軽減する」と言われていますが、指を痛みのない範囲で使いながら生活する事は不可能に近いと思います。

安静が優先事項の疾患は、根本的な原因にたどり着けず、再発しやすくなります。

東洋医学では症状や疾患名にとらわれることなく全身状態を確認し、身体の中に隠れている使い方による患部の影響を紐解きます。

どんどん紐解いていくと「身体の歪み」「関節の圧縮率」「癒着」「皮膚の緊張」「内臓反射」「日常生活動作の偏り」などになります。

東洋医学のメリットは全身状態を把握している為、再発が非常に少ない事です。

TFCC損傷のストレスを感じ緊張している脳をリラックスできる環境にするとで、自然治癒力が正常化し日にち薬が適応されます。

少しでも動くようになると必要以上に気にしなくなり、日常生活動作がリハビリになります。

そんな状態を早期に作り、解消のサポートをします。

ちはや鍼灸接骨院 髙橋裕介