首の痛み

むちうち・頚椎捻挫・交通事故後遺症

日常生活では経験することの無い、非常に強い衝撃により頭が振られるストレス。

そのストレスを受け止めた首は脱力を忘れ、バランスを無くし、固定を始めます。

衝撃が入る以前の状態を身体が思い出すにはその時々により対策が変化します。


衝撃を記憶する

交通事故による急激な衝撃は一瞬の出来事だとしても、身体にかかる衝撃は一瞬ではなく反復的刺激が入っています。

車による事故の場合、衝撃方向に移動する頭について移動し、身体の破綻を防ぐために移動を止めようとします。

それでも止まらず、衝撃と反対方向に振られる頭を元の位置に戻そうとする身体。

その繰り返しが数回起こる事で身体の衝撃は治ります。

この一連の衝撃は衝撃波になり体内を駆け巡り、身体全身の緊張を引き上げます。

脳が感じること、それは、次の衝撃に備える準備です。


衝撃による反応

衝撃により、「痛み」「吐き気」「発熱」「耳鳴り」「めまい」「だるさ」など様々な症状が出現します。

身体を管理する脳は次の衝撃に対する準備をしているので、身体を固定する方向に作用しています。

脳が固定を選択している場合、防御反応が著明になり、自然治癒力の効果は半減します。

この時に無理な衝撃を多く入れると、脳は次の衝撃と勘違いし、固定力を引き上げます。

むちうちは「筋緊張亢進時期」「弛緩時期」「拘縮時期」「回復時期」に分けられ、どのタイミングで何をするかが非常に重要になります。

どんな衝撃がいつ起こったのか、身体の状態はどうなのか、現状把握なしに無闇に固定・マッサージ・牽引を行うと自然治癒力の妨げになります。

衝撃による身体の経過

むちうちは時間が経てば症状が軽減していくわけではなく、防御反応が軽減していく様に「心技体」が安定して行ってるかが需要です。

① 筋緊張亢進時期

大きな衝撃が入った直後は興奮状態のために、あまり症状が出現しないケースもあります。殆どの場合、防御反応から筋緊張が亢進し、可動範囲が極端に小さくなり、痛み以外にも不眠や肩こり、吐き気に悩まされる人が多い時期です。

② 弛緩時期

緊張が取れてくると、可動範囲が大きくなることで、痛みを感じることも多くなり、動かすと痛いから動かさないようになりやすいです。しびれや耳鳴り、頭痛も症状として出現します。

③ 拘縮時期

動かさないを繰り返すことで、再度可動範囲が小さくなります。この時期に痛みが減少する人もいますが、動かないストレスと、不定愁訴による悩みでどうしていいか分からず、お薬の量が増える方も多い時期です。慢性化していく場合、この状態が非常に長く「解消しない」「一生付き合うのか」と考える方もいらっしゃいます。

④ 回復時期
どの方も症状の軽減を実感し、不定愁訴を訴えることも少なくなり、天候に左右されることもなく、症状出現前の生活をイメージ出来るようになってきます。

衝撃波は全身に至る

身体に出る様々な症状は「不定愁訴」と呼ばれ、むちうち後、時間が経過しても解消しないだけでなく、画像所見にも原因となる変化が映りません。

要因として考えられるのは、身体全身に入った「衝撃波」による防御反応が部位ごとに点在している可能性です。

衝撃波は確実に抜く事をしないと身体の中にずっとに内在します。

そうなるとは脳が今後の衝撃に対応する事をやめず、常に緊張状態を維持しようとします。

これはむちうちだけでなく、骨折や捻挫など急な外傷ではよくある事です。

画像に写らない原因は「衝撃波」「関節圧力」「身体の捻じれ」「皮膚の緊張」など様々な要因で脳の自然治癒力を制限します。

慢性化によりバレールー(Barre-Lieou)症候群と診断名が変化した人も多くいますが、理由ある外傷はコントロールしやすい疾患です。

TPOを考え、今行っている対策が最良かどうかを確認しましよう。