朝起きた時だけ腰背部が痛い・動くと楽になる腰背部痛
朝起きた時だけ腰が痛む方の原因は筋肉ではない場合があります。
すがすがしい朝にも関わらず、朝はいつも憂鬱
それは、ベットから起き上がる時に腰の痛みが出るから。
ここ数カ月痛みに悩まされているが、起きて動いていると不思議と痛みが無くなり、日中は全く痛みが無い。
整形に受診するも原因が分からず、接骨院でマッサージしても、整体で矯正してもらっても変化が出ない。
そんな状態の方、意外に多いんです。
この原因、みなさんお分かりですか?
痛い=筋肉ではない

腰痛の原因には関節の問題や筋肉・筋膜の問題、神経の問題など多岐にわたります。
どれも動かしていけば改善していきますが、ある特定の動作を行うと必ず痛みが出て、症状が数カ月続く場合は施術の見落としや、改善していない部位があります。
筋肉が固いから、柔軟性がないからと、自宅でセルフケアを実行している方、頑張っている方向が間違っていなければ必ず症状は改善します。
それでも改善しない理由を説明します。
内臓も動く
「内臓って動くんです」ってお伝えすると、そんなん消化や吸収するから当たり前でしょ、と言われてしまいそうですが、そうではなくて場所が動きます。
内臓の中でよく動く臓器として代表的なのが胃です。
胃下垂と言う言葉を聞いたことがあるかと思いますが、簡単に説明すると読んで字の如く、胃が正常位置よりも骨盤方向に下垂する状態です。
胃下垂自体も施術は可能で、胃を正常に戻すことで、呼吸がしやすくなったり、内臓の動きが良くなったり、長年の肩こりや頭痛、五十肩まで改善します。
内臓は下垂したままでいい訳がありません。
そして例外なく他の内臓も下垂します。
下垂するという事は、内臓以外の場所が動くという事です。
朝の痛みの原因は内臓
察しの良い方であれば、もうお分かりかもしれませんが、朝の痛みの原因は内臓です。
どの内臓なのか、それは腎臓です。
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腎臓が原因の理由
腎臓はお腹の中にありますが、胃や肝臓と違い腹膜と呼ばれる膜の中ではなく、膜の後ろ側に存在します。
そして腎臓のすぐ背側には腰背部の筋肉がたくさんあります。

ヒトは他の動物と違い、就寝時90°姿勢を変えて横になって寝ます。
その為、睡眠中に腎臓の位置が背側に下垂し、腰部の筋肉を圧迫してしまうのです。
朝起きようとした時、圧迫を受けている腰部の筋肉は緊張していますので90°体位を変えて立ち上がる時のストレスで痛みを出します。
立位を続けていると、腎臓は元ある場所に戻るために痛みが無くなるのです。
腎臓下垂も胃下垂同様に施術で改善できます。

「内臓の位置なんて変える事なんて出来ない」
「変えたところでまたすぐに元に戻るんじゃないか」
そんな疑問もあるかと思います。
しかし、古来の整体学は非常に優れており、江戸時代から伝承されているの施術方法の中にもしっかり内臓の施術項目がありました。
内臓を改善することは今に始まったことではなく、長い年月受け継がれている施術なんです。
当院では古来からの整体方法で施術を行っている数少ない整体院です。
怪しいな~って思われるかもしれませんが、本当にお悩みであれば一度施術を受けてみて、次の朝を楽しみにしてみてください。