足首の痛み

足首捻挫・足首の痛み

捻挫の解決策が「固定」「安静」「湿布」だったのは昭和の話。

今は損傷部位に合った施術を行うことで早期解決しやすい状況になりました。

靭帯損傷のイメージが強いですが、それ以外が痛みの原因になっていることが多く、安易な固定やテーピングは症状の長期化を起こす原因にもなります。

情報が簡単に手に入り、様々なことが進化している現代で施術方法だけが昭和のままなんておかしいと思いませんか


捻挫でダメージを受けたのは、靭帯だけではない

足首捻挫は「継続的にスポーツをしたことがあれば一度は経験する」と言われるほどメジャーな疾患です。

西洋医学的に「捻挫=靭帯損傷」と考えている方も多く、他の疾患で来院された患者さんの中にも「過去に靭帯を切ってます」と報告がある場合もあります。

しかし、「靭帯が切れた」と病院で言われても明確に画像で確認していない人が非常に多いです。

ちなみに… 

レントゲン写真に靭帯は映りません。

もしその申告があったのであれば、それは先生の長年の経験からなるもので確実性はありません。

捻挫は明確に靭帯が切れていると「靭帯断裂」と病名が変化します。

もし骨に損傷があれば「骨膜損傷」や「剥離骨折」になります。

断裂や骨折以外では「靭帯が伸びる」と言われるクライアントもいますが、正常に戻っていれば靭帯が伸びっぱなしはありません。

もし伸びっぱなしが継続しているのであればそれは関節のアライメントが正確に戻っていないことが原因です。

当院にはエコーがあるので靭帯の状態もある程度ですが把握できます。

靭帯の状態を視覚化し、現状把握をしたい人には良いものだと思います。


日々変化している

施術時、病院で言われたことと違う場合があります。

損傷部分は日々変化しているので「今はこうなんだ」と割り切って考えてください。

足首を捻ると、靭帯にばかり気が向きますが、捻る力がかかる場所には靭帯以外に骨・腱・筋肉・関節包・皮膚など多くの組織があります。

それらも一度に捻じれを起こすので、靭帯だけが損傷することは物理的に不可能です。

特に「内出血がくるぶしの周りに出現しなかった方」「痛みの場所が関節以外にある人」などは、靭帯以外の組織の損傷が起こっている可能性が高いので、その部分の施術が必要になります。

捻挫で長期的に悩んでいる方が多くいらっしゃいますが、靭帯損傷の思い込みをとる事で解消していくケースもあります。


捻挫の見立て

捻挫が起こるような一瞬の衝撃が足首に入る事によって、靭帯や関節周囲の筋肉・腱はアライメントが失われ状況によっては部分断裂や完全断裂を起こします。

部分断裂が関節の外側で起こると、視覚的に腫れと内出血が確認することが出来、状態の悪さを実感してもらえると思うのですが、腫れも内出血も無いのに、足首が痛くて歩けない方もいらっしゃいます。

そのような方は関節以外の部分に問題がある可能性があります。

足首の関節でどのような事が起こっているのか、それは「衝撃による関節を含む組織のズレ(アライメント不良)」です。

骨同士の位置が正常でなくなる事で、靭帯や筋肉・腱に損傷が及びます。

痛みが取れた後でも、「正座がしにくい」「足首が固まる」「たまに捻る」ような症状が残る場合、根本的なアライメントの問題が解決していない為です。


痛みの強さと重症度は比例しない

痛みが強く歩くのもままならないと「重症で靭帯が断裂しているだろう」と考える方もいらっしゃいますが、決してそうではありません。

痛みの強さは個人差が多く、損傷部付近の重症度の参考にはなりにくいです。

特に足首捻挫の場合「歩けない」「体重を乗せることが出来ない」は関節のアライメント不良の代表的な症状でそれほど時間がかからず解消していきます。

意外に軽傷と思っているような捻挫の方が長期化することもあります。

現状把握は施術にとって非常に大切なポイントですので、靭帯が損傷していると言われてもあまり落ち込まずにいて下さい。


エコーによる損傷部位の視覚化

当院には関節周囲の骨・靭帯・腱・炎症などを診る為の診断機器エコーを完備しています

その為、来院当日から、患部の状況をリアルタイムで視覚的に確認しながら施術をうける事が可能で、どこに腫れの原因となる炎症があるのかも確認できます。

患部の状態を曖昧にせずに、しっかりとらえ、今は何をするべきなのかを説明します。

説明することで、練習復帰や職場復帰の目途が立ちやすく安心材料にもなります。

レントゲンやMRI、エコーでも足関節の微妙なズレを確認する事は残念ながら不可能です。

しかし、触診や関節の動きを確認する事で微妙なズレは判断できます。

これは、画像に頼らない、施術家の感覚の見せ所です。

骨に異常が無いと言われた場合は「骨折していない」と捉えて頂き、骨以外の状態を確認する必要があります。


見落としがちな股関節や膝関節との関係

捻挫をした原因が、相手との接触や転倒の場合は関連が少ないのですが、ちょっとしたことで捻挫をしたり、常にヒールを履いていて捻挫をした方、捻挫を放置していた方などは、股関節や膝関節の動きに問題がある為に、再度捻挫してしまう事もあります。

同じ運動をしても捻挫する人としない人がいるのはその為で、足首以外の関節の問題も同時に解消する事で再発を防ぎ、後遺症(古傷やクセ)を無くすことが出来ます。

特に歩行や立位時に地面と接しているのは足です。

その脚に関節のズレが点在している場合、いくら腰や頚で姿勢を良くしようとしてもそれは残念ながら何の解決にもなっていませんし、むしろ体のバランスを悪くしています。


施術で出来ること

どんな疾患でも痛みを解消することは重要なテーマですが、足首捻挫ではしっかりと体重を乗せることが出来るようになることが必要です。

足首には身体のバランスをとるために必要な距骨があります。

この距骨が安定しない限り、痛みが解消したとしても安定性に欠ける生活を送るようになります。

骨盤のズレなどを気にされている方の中にも距骨の安定性が欠落している人も多く、何でもかんでも骨盤で解消する訳ではありません。

まずは「体重を乗せれること」次に「歩ける事」、そこまで出来るとその人の合った生活動作でのストレスを取り除いていきます。

自然治癒力が効きやすい身体に戻し、最大限日にち薬を活用しましょう。