足首部疾患

足首捻挫・足首の痛み

捻挫の解決策が「固定」「安静」「湿布」だったのは昭和の話。

今は損傷部位に合った施術を行うことで早期解決しやすくなりました。

靭帯損傷のイメージが強いですが、靭帯損傷以外が痛みの原因になっていることも多く、安易な固定やテーピングは症状の長期化を起こす原因になります。

情報が簡単に手に入り、様々なことが進化している現代、施術方法も令和にシフトし早期解決しましょう。

捻挫でダメージを受けたのは靭帯だけではない

足首捻挫は「スポーツをしたことがなくても人生一度は経験する」と言われるメジャーな疾患です。

足首捻挫は大まかに「軽度:靭帯損傷」「中等度:部分断裂」「重度:完全断裂」と3段階に分かれます。

分類の主役が靭帯なので「捻挫=靭帯」と勘違いが起こるは仕方がない事ですが「骨膜損傷」「剥離骨折」「筋肉損傷」など靭帯以外の部分が複合的に損傷する事が多くあります。

重要なことは、重度の靭帯断裂や剥離骨折が起こった足首捻挫だとしても治療方法は手術ではなく、固定期間が長期化するだけです。

これは昭和世代から変化しておらず、固定して松葉杖を行い、固定期間が終了すればリハビリ開始といった流れです。

捻挫が起こるような強烈な衝撃が一瞬足首に入る事と、骨・関節包・靭帯・筋肉・腱・血管・神経・皮膚など多くの組織のアライメントが失われます。

治療を行うには足首の総合的判断が必要です。

エコーによる損傷部位の視覚化

当院には関節周囲の骨・靭帯・腱・筋肉を診る為のエコー診断機器を完備しています。

来院当日から、患部の状況をリアルタイムで視覚的に確認しながら施術をうける事が出来、腫れの原因となる炎症反応も確認できます。

患部の状態を曖昧にせず、しっかりと現状と損傷に見合った施術方法を説明します。

説明することで、練習復帰や職場復帰の目途が立ちやすく安心材料にもなります。

しかし、レントゲン・MRI・エコーでも足関節の微妙なズレを確認する事は残念ながら不可能です。

触診や関節の動きを確認する事で微妙なズレは判断でき、画像に頼らない施術家の感覚の見せ所です。

痛みの強さと重症度は比例しない

痛みが強くまともに歩けないと「重症:靭帯断裂」と考える人もいらっしゃいますが、決してそうではありません。

痛みの強さは個人差が多く、損傷部付近の重症度の参考になりません。

痛みの他に視覚化しやすい「腫れ」や「内出血」も重症度と比例しません。

捻挫直後は腫れないケースも多く、視覚的変化が無いので痛みがあるけど大丈夫と考えがちですが、腫れは修復過程に出現する自然現象なので、次の日の朝にビックリするぐらい腫れている場合もあります。

「痛み」「腫れ」「内出血」のバランスは重症化とリンクしている「内出血がくるぶしの周りに出現しなかった人」や「痛みの場所が関節部分以外にある人」などは、靭帯以外の組織損傷が起こっている可能性が高いので、足首を固定していても解決しません。

特に足首捻挫の場合「歩けない」「体重を乗せることが出来ない」などの自覚症状は関節のアライメント不良の代表的な症状なので殆どの人が感じる症状ですが、施術をすれば解消します。

意外に軽傷と思っているような捻挫を放置している方がアライメント不良が長期化し、捻挫癖がつきます。

股関節や膝関節との関係性

捻挫を足首だけの問題としてとらえると解消時間を長期化させます。

まず捻挫をするに至った経緯ですでに身体が捻挫を起こしやすい状態だった場合も多くあります。

足首は歩行・立位・座位も衝撃を受け続けています。

足首のアライメントは顔と同じように痛みが無くても十人十色です。

胡坐や正座など生活様式・ヒールや革靴など衣類様式・運動競技など一人一人に癖があります。

本来持っている癖を見抜くことで、施術期間の短縮・再発防止・日々気をつけることが分かります。

その為には足首を脚で捉え、股関節・膝関節の流バランスは必須です。

捻挫後、いつまでも「正座が出来ず足首が硬い感覚が残る」「安定していないように感じ捻りそうな不安が残る」などは根本的部分が解消出来ていないからです。

施術で出来ること

どんな疾患でも痛みを解消する事は重要なテーマですが、足首捻挫ではしっかりと体重を乗せることが出来るようになることが一番必要です。

足首には身体のバランスをとるために必要な距骨があります。

この距骨が安定しない限り、痛みが解消したとしても安定性に欠ける生活を送るようになります。

骨盤のズレなどを気にされている方の中にも距骨が不安定性な人も多く、何でもかんでも骨盤で解消出来ません。

まずは「体重を乗ること」次に「歩ける事」を目指します。

この2つの項目は初診時に固定やテーピングをしなくても殆どの人がクリアーできます。

それが出来るようになれば、その人の合った生活動作でのストレスを取り除きます。

捻挫はしっかり体重が載るようになれば自然治癒力が効く状態になり、日にち薬を最大限活用できます。

早期解消には固定や湿布ではなく施術をオススメします。