足裏の痛み

足底筋膜炎・足底腱膜炎・足裏の痛み

近年増加傾向にある足裏の痛み。

様々な方法で解消を試みていますが、実際明確な解決方法はないと言われる先生が多いのも事実。

いつの間にか「解消」から「緩和」に代わり最終匙を投げられる。

しかし、ヒトは痛みが無いのが当たり前で、痛みがある事には理由があります。

解消しないなんてことはありません。


足底の痛みは原因が明確

足底筋膜炎や踵骨棘など足裏の痛みは原因がよく分かっていないように言われていますが、そんなことはありません。

原因は「足の機能の退化」これに尽きます。

これが現代的な疾患のほとんどを占めていると云っても過言じゃない位、足底を含めた足の機能は退化し全身に影響を出しています。

近年増加傾向にある足底の痛み、なぜ近年増えているかを考えると見えてくるのが「靴の機能の向上」です。

昭和の中期ごろからファッションに西洋文化を取り入れるようになりました。

日本の文化も残っていたのですが「ブランドもの」が主流になり「おしゃれは足元から」なんてセリフまで浸透しました。

海外のメーカーのヒール、特にスニーカーが街履きとして定着するとともに「履き心地」を意識した商品が売り出されるようになりました。

「履き心地」「クッション性」「フィット感」が快適に感じ人気になりました。

当時は足の機能がある状態での使用だったのでよかったのですが・・・。


靴を履く習慣

思い出してみると運動会の徒競走時に靴を履いて走っていたでしょうか

なぜか裸足で走った方が早い噂がどの学校にもあったと思います。

理由は足の機能がちゃんと使えるからです。

靴(スニーカ)を履くと足の機能がダイレクトに地面に伝わらなくなり邪魔なのです。

スニーカーブームが来た平成の時代には足の機能低下により「浮き指」「外反母趾」「内反小趾」「偏平足」なども多くなりました。

足底筋膜炎は「朝の痛み」「歩行時の痛み」の訴えが殆どです。


歩行時の痛み

痛みの感じ方も人それぞれで歩き始めに出る人、長時間歩くと出る人、ずっと痛い人と十人十色です。

どの状態でも痛みが無い時が足の機能が安定している状態です。

足にはたくさんの関節があります。

その関節たちが協力し機能を維持しています。

機能の中で重要なのは「地面からの衝撃を分散する事」「地面の情報を読み取る事」「重力に対して平行に身体を安定させる事」です。

退化とは関節一つ一つ動きが減少しているか、動いていないかです。

そうなる理由は靴への依存です。


朝起きた時の痛み

朝の痛みに関しては足裏を全体的に使えているか使えてないかだけの話です。

ヒトは睡眠時生活姿勢と90度角度を変えます。

こんな動物は稀でほとんどが同じ角度を保ちます。

基本寝ている姿勢では全身の脱力が起こり趾先は足底側に向いています。朝の痛みがある方や機能低下がある人は足背側に沿った状態で寝られることが多いです。

この状態が脱力になっているのであれば趾先は足の機能に参加していないことが分かります。

そして足底筋膜やアキレス腱は引っ張られた状態をキープされるので朝イチは確実に痛みが起こります。

痛みが無い人でも「下肢のだるさ」や「筋肉がつりやすい」状況は亢進します。

そうなるとやらないとだめなことは機能低下の改善、足の機能を復活させるっていうことが1番大切になります。


普段の使い方からくる機能低下

足裏の痛みの解消には施術も必要ですが、普段無意識で行っている動作の認識を変えることが大切にはなります。

そのために趾先の機能の回復は絶対的に必要です。

解消の為に今すぐクッション性の高い靴を変更した方がいいのかと言うと、そうではありません。

最終的にはどんな靴を履いていても機能低下しないような足になることが目的ですが、機能低下は靴への依存からきています。

現状でクッション性の低い靴にすると靴への依存から解放されますが、機能が退化しているので痛みが強くなる場合があります。

靴の相性は「履き心地」だけで考えると失敗する場合があります。


相性のいい靴とは

靴には靴本体とインソールの二つの相性が関係します。

靴がどんなに良くてもインソールの形状が悪いことでバランスが悪くなり足の機能が低下することもありますし、良いインソールを入れても靴の機能が悪ければ何の補助にもなりません。

その靴の性能を含めた相性を考えないとダメなのでまずは靴を買い換えることではなく、自分の足の機能を高めながら今もっている靴である程度調整していくといいと思います。

それでも痛みが出るのであれば靴の買い替えも必要かもしれませんが、足の機能低下がある場合はクッション性のある靴で、できる範囲足の機能を高めていく方がストレスは少ないと思います。

それに痛みが出るのが怖く防御反応が上がっていると必要以上に緊張させて歩くので普段以上に足への衝撃があります。

歩く事への不安を取り除く必要があるので痛みを感じにくい靴を選択することをオススメします。

間違ってもオーダーメードのインソールはやめて下さい。

作成するのは今ではなく。機能が回復した時です。

どんな靴がいいか分からない人は履く靴を当院に持ってきてもらうか履いてきてもらうとバランスチェックの方法があるので靴の形状と中敷きの形状を確認します。

バランスチェックは靴と中敷きを分けてチェックをします。両方とも素足よりもバランスが良くなるのがいい靴とインソールです。

素足が1番良いっていうのは現時点では相性イマイチと考えてください。

靴の依存度が高い人には「この靴履くと痛みが出ない」とおっしゃったりします。

その辺は個人差があるのでその人その人にあった対策が必要になります。

例えば痛くない靴を履いている時にリュックサックを背負っているとか・・・。

足先足元だけの問題ではなく体全体的な要因も含んでいる事も多いです。

これはセルフケアを行う部分と施術を行う部分両方が出てきます。

足底のストレッチで解消する人もいますが、1週間継続して変化が無いなら次の選択を考えるべきです。

変化が無い理由が使い方や退化にあるからです。


痛みの解消は可能なのか

基本的には足の裏の痛みが取れない事はないです。

経験談ですが「体重」120キロ超えると若干違和感が残る可能性があります。

体重は現状だけの判断ではなく、体重が増えたストーリーに目を向ける必要があります。

体重が増えても荷重を支える足の機能があれば痛みは出ません。

急激な体重上昇時に適度に動いていたかが重要になります。

例えば「80キロの時に足の機能が破綻していて120キロまで増えました」では機能を回復させようとしても限界がある場合があります。

その違和感も気にしなければ大丈夫な状態ですが、痛みがあった事実があるので気にすると残っているような感じが出る場合があります。

体重と同じように「老化」を原因の一つと考えている人もいますが、それもないです。

老化と退化は根本的に話が別で退化は使わないことが1番大きい要因です。基本地面に立っているので老化による筋力低下や筋緊張は考えにくく、機能低下がある為に筋力低下があり筋緊張があると考えた方がいいです。

老化だと解決方法がないですし、万人に起こる現象になりますが、足裏の痛みは若者もなりますし、ならない高齢者もいます。

歩行や立位の当たり前の動作の中に使えてない部分が存在し、それが何年も経つ中で癖として定着し脳が使わなくていいんだと思う事で機能を低下させていきます。

現状打破

靴やインソールに依存して方もいますが痛みが緩和したのであれば問題ありません。

問題なのは依存しているものがあるのも関わらず状況が変化しないことです。

まずは緩和の方法、現状が変化する方法を探りましょう。

いろいろしてみて状況が変化しない場合は施術するのが一番効率がいいと思います。

専門的な意見を聞いて、改善するために必要なことを継続し新しい習慣や癖をつけていく。

施術は習い事です。スポーツを習うのと同じで身体の連動性を上げるきっかけを作り自然治癒力を活性化させるツールです。

足裏は解消しやすい部位です。

痛みのない日常に戻ってもらえたらと思います。