初めて来院される方へ

エコー(超音波画像診断装置)について

怪我したところの経過観察がリアルタイムで出来る優れものです。

外傷には非常に有効で現状把握の為に使います。


エコーとは?

超音波を対象物に当て、その反響を映像化する画像検査法です。

簡単に説明すると超音波(周波数20000HZ)以上の音を使い、患部の音の跳ね返りを画像に置き換えてくれる、優れものの診断装置です。

※整形外科や接骨院で使用する超音波治療器とは周波数が違います。

エコーの有用性

画像診断の代表と言えばレントゲン・CT・MRIですが、エコーにしかない利点もあります。

全ての画像診断機器に各々特性があり、分けて使用する事で診断に対して有効な指標になります。

「生体組織へ無侵襲」

レントゲンやCTは放射線を使用している為、少なからず被曝します。その為、年間に使用できる回数が決まっていますが、エコーは超音波ので副作用がありません。

「反復検査が可能」

妊娠時に胎児を診るエコーと同じなのでで、回数を気にすることなく撮影できます。

「リアルタイム撮影」

現状把握に優れており、待ち時間無く画像を一緒に診る事が可能です。多方向から撮影することで誤診の可能性が低くなります。

「安価」

当院は施術代に含まれていますので、別途料金を頂く事はありません。


使用可能疾患

「施術に関わる判断の参考とする場合のみ、関係法令に反するものではない」との厚生労働省からの見解がある為、柔道整復師の業務範囲内「骨折・脱臼・捻挫・打撲・挫傷」についてのみ使用しています。

特に肉離れや捻挫による靭帯損傷、骨折の経過観察には非常に有効です。

※内臓や血管を観察する事は鍼灸接骨院では出来ません。


レントゲンとエコーの比較

来院時に患者さんが持参してくれた膝のレントゲン画像と、当院で撮影したエコー画像です。

激痛が伴い歩くことが出来ないとの悩みから来院されました。

病院の先生からは「変形膝関節症」と診断してもらい、リハビリに受診していたそうです。

早く仕事復帰したい想いから来院頂きました。

撮影時の明確な膝関節の角度が分かりませんが、この画像を見る限りでは、関節外側の変形が若干ある程度で、関節裂隙の間も左右差があまりまりません。

変形の程度から考えると激痛になる要因は他にありそうです。

L側:痛みがある膝関節外側  R側:痛みがない膝関節外側

両膝を確認すると、膝関節にある骨と筋肉の間に黒くなった所があります。これは関節付近に溜まった水です。

動かしながら撮影しても減ることが無かったので、かなり水の内圧が上がっていることが分かります。




画像検査は診断の一部分

上記の文章を読むと「膝に水が溜まっているのが原因なんじゃないか」と思われるかもしれませんが、原因を特定する為だけにエコーを使用している訳ではありません。

身体は繋がり合っている為、余程のことが無いかぎり一部分の現状把握だけで原因特定は難しいです。

画像も身体のバランスも日常生活のお話しも総称して施術プランをたてます。

「画像に水が映ったから水を抜こう」

「関節が変形したから手術しよう」

「骨折・脱臼したから安静にしよう」

それでは私の経験上、後遺症に悩まれる方が多い為、痛い・痛くないなどの「痛みの指標」だけでなく、「身体全体の歪みの状態の指標」、そして患部の画像によるビフォーアフターを診る為に「画像指標」を使用しています。

ただ、残念なことにレントゲンでもCT・MRI、エコーでも関節の細かい歪みを映し出す事は出来ません。

その点はご理解頂けたらと思います。