腰骨にある椎間関節が原因の痛みについて
腰痛になった時、原因を考えませんか?
- 腰回りの筋肉
- 椎間板ヘルニア
- 坐骨神経痛
- 脊柱管狭窄症
- 仙腸関節
- 姿勢の歪み
- 使いすぎ
色々考える事があると思います。
そんな中で腰骨に関節があり「椎間関節」という名前だと知っていた方いらっしゃいますか?

この関節は非常に重要な働きをしています。
この関節の炎症が「坐骨神経痛」「脊柱管狭窄症」などの要因にもなります。
あなたが腰骨の周りの痛みや、脚の痛みやしびれに悩んでいるのであれば、椎間関節の情報をインプットしておきましょう!
椎間関節は腰の骨1個1個を繋ぐ関節の名前です。
脊髄と呼ばれる神経の束の背中側にあり、腰だけでなく、首にも胸にも椎間関節は存在します。
この椎間関節がくっついて出来た関節の事を仙腸関節と呼び、ぎっくり腰の時には整形で痛み止めの注射をします。
そして脊髄の前には椎間板があり、損傷するとヘルニアが起こります。
腰骨は前で椎間板、後ろで椎間関節を作り動作の中から脊髄を守る働きもあります。
この椎間関節以外に様々な疾患の要因になっています。
要因の根本的原因になることも多く、その為痛み止めの注射(ブロック注射)を打つ所になっています。

椎間関節炎はレントゲンに移ることはなく、MRIでも確認されることは少ないです。
それはなぜだか分かりますか?
MRIを撮った時、整形外科の先生が確認するポイントの優先順位が低いからです。
「腰が痛い」「脚が痛い・しびれる」そんな訴えの場合に見るポイント
- 脊柱管狭窄の有無
- ヘルニアの有無
- 側弯の有無
- 変形の有無
- 骨折の有無
- すべりの有無
このあたりです。
椎間関節は変形が起こることがあったとしても、30歳を過ぎれば「脊柱管狭窄症」「椎間板ヘルニア」「圧迫骨折」「すべり症」などそちらの病名が付きます。
腰椎椎間関節炎と言われる人は本当に少ないです。

整形外科で勤務していた時の考察なのですが、
その前に、
接骨院の保険請求には急性の「骨折」「脱臼」「捻挫」「打撲」「挫傷」の病名が適応になります。
接骨院に来院して時に腰痛と訴えれば腰痛捻挫と病名が付きます。
この腰痛捻挫の捻挫を起こしているところが椎間関節です。
椎間関節は意外に身近なんです。
でも病院では最近腰椎捻挫なんて聞きませんよね。
もっと重症な病名ばかりです。
それは色々と背景があるのですが、今回は割愛します。
私が勤務していた整形外科は腰痛捻挫の人が非常に多かったと思います。
脚がしびれていてもです。
それは先生がレントゲンやMRIなど画像診断だけでなく、動作確認や徒手検査法を行い触診し確認していたからだと思います。
椎間関節捻挫の方は関節部分を一定の方向から軽く押すと痛みやしびれを訴ます。
これを先生から教わりました。
色々な検査を行い最後の確認作業として関節を押すのですが、狭窄していても、ヘルニアがあっても椎間関節捻挫を選択します。
ヘルニアや狭窄症なら押すまでもなく検査をすると分かります。
今も検査の時に確認しますが勤務していた時より捻挫をしている人が多いように感じます。
捻挫があることが分かれば、そこから原因探しです。
捻挫が原因ではありません結果です。
捻挫の場合、足首と違い急になることは少ないです。
それは手足と体幹にある腰との違いです。
捻挫は急に起こるイメージがあると思いますが、そうとは限りません。
手足のようにフリーになることが少ないからです。
腰骨は前に内臓があり、身体の中心より後方にあります。
現代は座り仕事も多く腰骨の弯曲(たわみ)が少なくなっている人が多く感じます。
そうなる腰骨1個1個は内臓方向に引っ張られます。
そうなるときに引っ張りを食い止めるのが背中の筋肉だったり、椎間関節周りの靭帯なんです。
腰骨の靭帯は常に余裕がないのです。
そんな状態で自宅でも寝転んでスマホを触ったり、背もたれに不自然なほどテンションをかけたような姿勢をかけているとストレス値を超し、炎症反応が出現します。
炎症とは「疼痛」「発赤」「腫脹」「熱感」「機能障害」の総称です。
関節に疼痛(痛み)が起こり、
腫脹(腫れ)により前にある脊髄や脊髄神経に圧迫牽引が起こり、
それでも同じ姿勢を取り続けていると腰骨の動きがスムーズではなくなり回復しにくくなります。
その状態になると病院に来院します。
ヘルニアや狭窄はあったとしても原因になっている事は少ないです。
でも病名が「ヘルニア」「狭窄症」なら症状の強さ次第で手術です。
本当に手術は必要なのでしょうか?

もしこれを読んで不安になった人がいればスイマセン。
不安を煽る為に記事を書いているわけではありません。
あなたは知らなかっただけです。
でも知ったからには椎間関節捻挫かどうか知りたくないですか?
そして対処方法も聞きたいですよね。

確認方法ですが、お伝えしたいのですが、ここでは止めておきます。
昨今のコンプライアンス過多により、悪化を招くことがあるからです。
徒手検査には種類があるのですが、整形外科や整体接骨院で行う方法は「疼痛誘発テスト」が多く、痛みが出る事を確認する方法です。
その為、自宅で試して必要以上に力を入れすぎると痛みが強くなってしまいます。
そんなことあってはいけません。
勿体ぶっているわけではなく餅は餅屋なんです。
何千回、何万回と経験しているからこその検査です。
そこで提案です。
もし気になるならご連絡ください。
あなたの症状が整形外科や治療院で解消されていないのであれば是非相談してください。
その時は包み隠さず検査もしますし、解消法も伝えます。
少しでも早く症状が取れますように。