足根洞症候群・治らない足首捻挫でお悩みの方へ

足の靭帯,イメージ

足根洞症候群(そっこんどうしょうこうぐん)についてご存じでしょうか?

この症状は、足首の捻挫と間違われやすいものの一つです。

特に、長期間にわたって解消しない捻挫に悩んでいる方は、この疾患を疑う必要があります。

しかし、発症原因が明らかになっているため、適切な対策を取れば不安なく改善することが可能です。

目次

足根洞症候群の仕組み

足根洞とは、前距腓靱帯(ぜんきょひじんたい)と踵腓靱帯(しょうひじんたい)の間に位置し、距踵関節(きょしょうかんせつ)の中間部分と後部に存在する部位を指します。

この部分は骨間距踵靱帯(こっかんきょしょうじんたい)で結ばれています。

この部位は足首の内返し捻挫で損傷しやすく、前距腓靱帯踵腓靱帯、さらに関節包(かんせつほう)に非常に近い場所にあるため、診断が難しく見落とされがちです。

足根洞が持つ特別な役割

足根洞は神経終末(しんけいしゅうまつ)が豊富に存在する部位です。

この神経終末は、足の動きのコントロールや感覚を担う重要な役割を果たしています。

そのため、一般的な関節周囲の組織と比べても、神経終末の数が圧倒的に多いのが特徴です。

足首を捻挫したり他の外傷を負った場合、距踵関節の不安定性や炎症が神経終末を刺激し、以下のような症状が引き起こされると考えられています。

  • 足根洞部の痛みや違和感
  • ふくらはぎ外側の疲労感やしびれ

間違ったリハビリによる悪化の可能性

足根洞症候群は足首の捻挫と間違われることが多いため、誤ったリハビリを続けると症状が悪化することがあります。

特に、筋力トレーニングやストレッチを行うタイミングを誤ると、関節の不安定性が増し、痛みが悪化してしまうことがあります。

リハビリは、関節の不安定性が解消され、足の連動性が回復した後に行うことで効果を最大限に発揮します。

もしリハビリをしているにもかかわらず症状が改善しない場合は、リハビリプランを見直すことをおすすめします。

外傷以外の原因について

足根洞症候群は多くの場合、捻挫などの外傷がきっかけで発症します。

しかし、以下のような日常生活の習慣や動作によって、知らないうちに発症することもあります。

  • 靴の影響:ヒールやサンダルなど不安定な履物
  • 姿勢の影響:あぐらや正座など足に負担をかける姿勢
  • 足の機能低下:浮指(うきゆび)など足指の働きが弱まる状態
  • サポート用品の影響:インソールやサポーターが合っていない場合

これらを繰り返すことで、関節の連動性が崩れ、足根洞に過剰な負担がかかることがあります。

※参考サイト

足根洞症候群 | 三国ゆう整形外科|大阪市淀川区阪急三国駅近くの整形外科|リハビリテーション科・リウマチ科・骨粗鬆症外来

お悩みの方はお気軽にご相談ください

もし「治らない足首の捻挫」や「足根洞症候群かもしれない」とお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。

専門的な視点から、症状の根本原因を探り、最適な治療方法をご提案いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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この記事を書いた人

高橋 裕介のアバター 高橋 裕介 代表,柔道整復師,鍼灸師

資格:柔道整復師・鍼灸師・健康運動実践指導者・福祉レクリエーションワーカー・障害者スポーツ指導員
生年月日:1981年4月1日
施術経験:20年以上
2011年9月より、神戸市の六甲道にちはや鍼灸接骨院を開業致しました。

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