足指の変形の種類について

足の指,イメージ

こんにちは!

ちはや鍼灸接骨院の高橋です。

足指の疾患は、変形によって名称が違います。

痛みがあるご自身の足指がどの形状をしているのか、知っておくことも必要です。

そこで今回は足指の変形について解説していきます。

目次

代表的な変形は三種類

足指には関節が親指に2カ所、それ以外の足指には3カ所あります。

この関節たちが正常位置よりも過剰に屈曲や伸展することにより指の変形が起こります。

単独の足指で発生することもありますし、外反母趾などに合併して複数の足指に起こることもあります。

代表的な3種類以外の症状については、下記をご覧ください。

足・足指の症状一覧

日本整形外科学会より引用。

槌指つちゆび

槌指は、第一関節が伸展位、第二関節が屈曲位になる変形のことです。

マレット趾

マレット趾は、第一関節のみが屈曲位になる変形のことです。

鷲爪趾かぎつめあしゆび

第一関節が伸展位、第二関節が屈曲位、第三関節が過伸展位になる変形のことです。

足指の変形の原因

理由,イメージ

整形外科的原因として代表的なのが靴との関係性です。

ハイヒールやつま先が狭い靴などの使用により、痛みが出現するというものです。

だからと言ってハイヒールを履いているすべての方が足指の変形で悩まされるわけではありません。

その他にも、外傷や関節リウマチや神経疾患の合併症などもありますが、過去の既往歴や、特定の疾患での病院受診がない限り合併症は考えなくてもいいと思います。

遺伝性も言われていますが、ウエイトを占める要因でない場合もあり、遺伝性だからと諦めるのは早いと思います。

原因が明確な足指の変形

  • 脳性麻痺
  • 二分脊椎症
  • Charcot-Marie-Tooth病

これらの疾患の麻痺側に槌趾が麻痺側に合併症として現れます。

変形するには変形するなりの理由がある

現在、変形は靴の多様化により非常に多くの方にみられるようになってきています。

結論から言いますと、足指の機能低下がほとんどの原因ですので、機能低下しにくい靴の選択や運動していくことが大切です。

なぜ靴の多様化と変形が増加することが結びつくのか

現在の靴の特徴はどうでしょうか。

色々あるとは思いますが、「履き心地」もその中の一つだと思います。

この履き心地は、どんなことで心地いいと感じますか。

これも色々あるとは思いますが、「クッション性」と言われる言葉を耳にし、履いた時に感じたことはありませんか?

このクッション性こそが足指の変形が増加する原因になっています。

かんたんに結論を伝えますと、靴のクッション性が増すことで足の機能低下が起こるためです。

私たちの足にはもともと土踏まずが3カ所あり、それらが連動、強調し足のクッション性を高めていました。

しかし、靴の機能が良くなり多様性が出たことで足の本来の機能は低下し、靴に依存した状態ができあがってしまっています。

腰にコルセットを巻いたり、肘にサポーターを巻いたりするのと同じように、足を保護する目的でクッション性は必要かもしれません。

しかし、過剰になりすぎると依存が発生し、機能低下が起こることで変形が起こります。

これはインソールでも起こることです。

本当にいい靴やインソールも存在しますが、それらは一般的なお店では販売していません。

足裏を測定してもらったからと言って、良いインソールが完成するかと言えば違います。

元々、日本人は雪駄やわらじで東海道を走っていたのです。

クッション性は、足に持ち合わせています。

足指の変形や痛みに悩ませられている方、見直すべき事は健康のためにと行っていることの中にもあるかもしれません。

改善が見られない時は、ご相談くださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

資格:柔道整復師・鍼灸師・健康運動実践指導者・福祉レクリエーションワーカー・障害者スポーツ指導員
生年月日:1981年4月1日
施術経験:20年以上
2011年9月より、神戸市の六甲道にちはや鍼灸接骨院を開業致しました。

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