こんにちは!
ちはや鍼灸接骨院の高橋です。
踵骨骨端症は予後が良好な疾患なので、対策をしっかりすれば疼痛は解消します。
疼痛が残る場合は、他の疾患との兼ね合いや足の機能を見直す必要があります。
骨端症の発症と経過
踵骨骨端症は、骨端出現後の7~12歳の学童期に踵骨結節部痛・X線像上骨端核の不整・分節化などを呈する疾患です。
安静によって症状は軽減しますが、運動により再発し、長期的経過を辿ります。
踵骨の骨端核は12~20歳くらいまでに踵骨と癒合すると考えられており、癒合以前に発症するのが特徴です。
男性は女性に比べ数倍多く発症し、罹患側は片側のこともあれば両側のこともあり、踵をかばった尖足位歩行などの逃避性跛行を行います。
足部形態では、凹足傾向や外反足傾向の足に多いとの報告もあるが、予後良好な疾患です。
病因は他の骨端症と同様に循環障害・骨化障害・外傷・炎症など多くの説がありますが、統一した見解が得られていません。
骨端軟骨内に骨端核が出現し、踵骨結合と癒合する以前の力学的に脆弱な時期に発症することから、骨端核に荷重(特にランニング・ジャンプ・体操競技)によって加えられる慢性的牽引外力など、いくつかの条件が発症原因の主体であると考えられています。
当院が行う解消対策
来院される方は「癒合後に疼痛が解消しない」「跛行が解消しない」がほとんどを占めます。
癒合いているので骨端症ではないことは事実ですが、疼痛や跛行の原因が骨端症に要因があることに違いはありません。
足部全体の形状把握とアーチの機能を確認し、荷重がしっかりかかる足なのかを判断します。
ほとんどの場合、荷重に耐えることができていないために疼痛が解消していないので、足だけでない全身の安定性を再構築します。
踵骨骨端症でお悩みの方は、ぜひちはや鍼灸接骨院へご相談ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。