踵骨骨端症(かかとの成長痛)でお悩みの方へ
こんにちは!
ちはや鍼灸接骨院の高橋です。
踵骨骨端症は適切な対策を行うことで予後が良好とされる疾患です。
しかし、痛みが残る場合には、他の疾患との関連や足の機能を見直す必要があります。
この記事では、踵骨骨端症の症状や原因、当院の対応について分かりやすく解説しますので、ぜひ最後までお読みください。
踵骨骨端症とは?
踵骨骨端症は、7歳から12歳の成長期の子どもに多く見られる疾患で、以下の特徴があります。
- 発症年齢:骨端核が出現する学童期(7~12歳頃)
- 主な症状:踵骨結節部(かかとの骨の後部)に痛みが生じる
- レントゲン所見:骨端核が不整形になり、分節化して見える
- 症状の進行:安静時には症状が軽減しますが、運動を再開すると再発しやすい
- 自然経過:通常、踵骨の骨端核が完全に癒合する12~20歳頃には症状が治まるとされています
この疾患は男性に多く、片側だけでなく両側に発症する場合もあります。
また、踵をかばうため、つま先立ちのような姿勢で歩行する「尖足位歩行」が見られることがあります。
踵骨骨端症の原因
踵骨骨端症の原因については、いくつかの説が提唱されていますが、現在も統一された見解はありません。
以下の要因が関与していると考えられています。
- 循環障害や骨化障害
骨端部への血流不足や骨の成長が正常に進まないことが原因とされる場合があります。 - 外傷や慢性的な牽引外力
特にランニング、ジャンプ、体操競技など、繰り返し踵に負荷がかかるスポーツが要因となることが多いです。 - 足の形状や力学的特性
凹足(足のアーチが高い状態)や外反足(足が外側に傾く状態)の子どもに多いとの報告があります。
踵骨骨端症の経過と治療の必要性
多くの場合、踵骨骨端症は骨が完全に癒合すれば自然に治癒します。
しかし、一部の方では癒合後も以下の症状が残ることがあります。
- 痛み(疼痛)が完全に解消しない
- 跛行(びっこを引くような歩き方)が続く
このような場合、骨端症そのものは治癒していますが、以下のような問題が原因で症状が続いている可能性があります。
- 足全体の形状やアーチ機能の異常
- 荷重(体重を支える力)がうまくかかっていない
- 足以外の全身の安定性に問題がある
当院での対応方法
当院では、踵骨骨端症の症状に対して以下のアプローチを行っています。
- 足部全体の形状とアーチ機能の確認
- 足の形状やアーチ(足裏の弓状の構造)を詳しくチェックします。荷重が適切にかかっていない場合、足だけでなく全身の歪みやバランスが影響している可能性があります。
- 全身の安定性を再構築
- 足だけでなく、股関節や腰など全身の安定性を改善する施術を行います。これにより、足への負担を軽減し、症状の早期改善を目指します。
- 原因への根本的アプローチ
- 痛みが残っている原因を突き止め、個々の患者様に最適な治療法をご提案します。踵骨骨端症に起因する症状を再発させないための予防策もお伝えします。
痛みが続いている方へ
踵骨骨端症は予後が良好な疾患ですが、適切な対応を行わないと症状が長引くことがあります。
当院では、痛みや歩行の問題を根本から改善するための施術を行っています。
踵骨骨端症でお悩みの方は、ぜひちはや鍼灸接骨院にご相談ください。
一人ひとりの症状に合わせた治療を通じて、日常生活やスポーツに復帰できるよう全力でサポートいたします!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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