膝関節半月板損傷の改善について

膝の痛み,イメージ

こんにちは!

ちはや鍼灸接骨院の高橋です。

今回は、膝関節半月板損傷の改善について分かりやすく解説していきますね。

膝関節の半月板損傷は、膝の半月板と呼ばれる、クッションの役割を果たす軟骨の一部が損傷を受ける状態です。

スポーツ活動中の急な方向転換、重い物を持ち上げる際の不適切な動作、または加齢による軟骨の摩耗などが原因となることがあります。

半月板損傷の改善には、適切な治療とリハビリが重要です。

半月板損傷は、手術の選択が非常に多い疾患です。

しかし、半月板の動きを担っている股関節や足関節の過緊張を取るだけで活動範囲が変わり、ストレスなく動きだします。

目次

半月板とは何をするものなのか

半月板,イメージ

半月板は、荷重のかかる膝関節の中にあり半円の様な形をしています。

大きい方が内側半月板、小さい方が外側半月板です。

半月板自体は、関節を作る骨にピッタリくっついているわけではなく、適度な遊びを持っています。

そのため、操作を起こすときは前後左右に動きます。

半月板の働きをして代表的なのは、下記の4つです。

  • 荷重を分散させる働き。
  • 曲げる動作や捻る動作のサポート。
  • 関節内にある栄養を含んだ液体の潤滑サポート。
  • 身体のバランスを確認するための情報伝達。

非常に大切な働きばかりです。

そこに損傷や変形が加わり、膝関節を曲げる・捻る動作時に痛みや引っかかり、なかにはゴリッやガコッといった音を感じる場合もあります。

MRIの普及により半月板を鮮明に撮影できるようになったことで、近年非常に増えている疾患です。

膝半月板損傷について順天堂大学医学部付属順天堂医院のHPに詳しく書かれていますので、詳しく知りたい方は下記もご覧ください。

膝半月板損傷

順天堂大学医学部付属順天堂医院より引用。

しかし、これだけ大切な半月板を手術で摘出すること以外に痛みや引っかかりを取る方法はないのでしょうか?

半月板は再生しないのか

以前は、半月板は再生しないので手術で損傷部の部分摘出や全摘出を行っていました。

しかし、近年では半月板への研究も進み、手術しなくても半月板は再生することが分かってきています。

現在、全国ではありませんが九州の先生でそれを実施していて経過も手術を行うよりもいいそうです。

これは非常に吉報ですね。

非常に大切な働きをする半月板を残せるメリット、入院しなくて済むメリット、リハビリ時間の短縮と良いことだらけです。

整体院で半月板の施術は可能なのか

結論から申し上げますと可能です。

ただ、病院受診の必要性もあります。

  • 半月板の損傷具合。
  • 関節内の血種(出血)状況。
  • 大会などがあり復帰までの期間がどれぐらいなのか。
  • 過去に半月板を痛めたことがないか。
  • 側副靭帯損傷を併発していないか。
  • 関節の緩さがどの程度なのか(どの関節も損傷すると一時的に緩みます)。

非常に大切な部分だからこそ、慎重に改善方法を確認しないといけません。

整体院ではどのようにして半月板を改善させていくのか

半月板に損傷が起こっている場合、上記した半月板の働きは不能になっているからこそ痛みや引っかかりが出現しています。

不意の動きで発症した方も、スポーツ競技でタックルなどを受けてなったとしてもほとんど改善方法は同じです。

しかし、ただ痛みが取れたとしても働きが回復しているかはしっかりとした検査が必要です。

荷重を分散させる働き

荷重を分散させるということは、膝に荷重が乗らないと話にならないということです。

痛いからかばって使っているだけでは、この機能は改善しません。

人間には防御本能があり、痛いと感じると危険を感知し同じ動作しないようにします。

これは患部をかばった動作で、この解消が必要になります。

そのためには、関節に満遍なく荷重が乗るようにするため、膝関節ではなく股関節や足関節を方向性や緊張を取り除かないといけません。

膝関節は、中間関節とも言われ、股関節を足関節が本来の動きを行うことで連動して働きます。

歩くとき足を上げた時、膝が曲がっているのは、股関節が曲がることで膝が曲がっています。

膝だけ曲げると歩けません。

しかし、膝を痛めると、かばうために股関節や足関節の使い方を変えてしまいます。

そこを改善していくことで、不安無く立つことができるようになり、歩行もできるようになります。

曲げる動作や捻る動作のサポート

膝関節は中間関節とのことを前述しましたが、股関節や足関節の動きが改善するとやっと膝関節の動きの改善にかかります。

膝関節は、他の関節にはない滑りながら曲がる機能を持っています。

その機能の立役者は、膝蓋骨と半月板です。

ほとんどの場合、半月板の動きの制限がある場合膝蓋骨の動きも悪くなっています。

そのため、滑りが起こらず、曲がることしかできないので動きが小さくなりひっかかりが取れていないように感じます。

ここでは半月板の誘導を膝蓋骨の動きを担っている太もも前面の活動量、骨盤や腹筋の緊張などを改善していきます。

半月板自体も外側に移動していることが多いので、元の位置に戻します。

関節に荷重がしっかり乗っている状態で、膝蓋骨が動いていれば以外にかんたんに半月板は動きます。

間違っても動きが小さいからと太ももの筋トレは控えてください。

関節内にある栄養を含んだ液体の潤滑サポート

次は、潤滑です。

正常位置に戻った半月板には以前と同じように血液が流れます。

それは刺激を入れれば入れる程に回復していきます。

この時点でほとんどの人は歩くことに抵抗がないので、あまり施術は必要ありません。

身体のバランスを確認するための情報伝達

情報伝達センサーのことをメカレセプターと言うのですが、この改善は全国探しても行っている所は少ないと思います。

しかし、ここを改善していないと情報伝達がスムーズにいかないのでとっさの動きだけでなく日常生活で起こる微小な関節の歪みを脳が知らないので自然治癒力が働きにくくなります。

半月板の施術は、当院の施術対象範囲内です。

あまり施術している所がないので、「本当に大丈夫なの」と思われるかもしれませんが、当院で改善した方もたくさんいますので、安心して来院して頂けたらと思います。

体験談,イメージ

膝関節半月板損傷でお悩みの方は、ぜひ当院へご相談ください。

お客様の症状の改善を全力でサポートさせて頂きます。

以上、膝関節半月板損傷の改善についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

資格:柔道整復師・鍼灸師・健康運動実践指導者・福祉レクリエーションワーカー・障害者スポーツ指導員
生年月日:1981年4月1日
施術経験:20年以上
2011年9月より、神戸市の六甲道にちはや鍼灸接骨院を開業致しました。

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