リハビリ中に起こるむくみについて
今回は、リハビリ中に起こりやすい「むくみ」について、詳しく解説していきます。
リハビリ中に患部がむくむことはよくあることで、特に骨折や捻挫などの外傷や手術後に見られる現象です。
むくみを解消するためには、まず身体の状態を適切に理解することが重要です。
この記事では、むくみの仕組みや原因、そして具体的な対処法についてわかりやすくお伝えしますので、むくみにお悩みの方はぜひ最後までお読みください。
むくみとは?
むくみは、医学的には「浮腫(ふしゅ)」と呼ばれ、皮膚の周りに水分が溜まることで腫れたような状態を指します。
むくみには以下の2種類があります。
- 全身浮腫: 身体全体に現れるむくみ
- 局所浮腫: 体の特定の部分に現れるむくみ
リハビリ中に見られるむくみは、ほとんどの場合「外傷性局所浮腫」に該当します。
むくみとよく似た状態として炎症による腫れがありますが、これらは異なるものです。
違いを理解しておくことが大切です。
※参考サイト
むくみの原因
むくみは、体内の体液バランスが崩れることで生じます。
リハビリ中にむくみが起こる主な要因は以下の通りです。
- 活動不足
怪我や手術後、長期間安静にしていると血液循環が低下し、むくみの原因になります。 - 同じ姿勢の継続
長時間同じ姿勢をとることで、血液やリンパの流れが悪化し、むくみを引き起こします。 - リンパ液の流れの悪化
手術や怪我による影響で、リンパ液の循環が悪くなることがあります。
むくみを解消する一般的な方法
むくみは一時的に水分が溜まっている状態のため、血液やリンパの循環を促進することで改善が期待できます。
以下の方法をご紹介します。
適度な運動
安静も大切ですが、医師の指示のもとで軽い運動を行うと血流が促進され、むくみが軽減します。
特におすすめの運動は以下の通りです。
- 歩行
- 軽いストレッチ
マッサージ
やさしく筋肉をマッサージすることで血液やリンパの流れを良くすることができます。
ただし、マッサージは専門家の指導のもとで行うのが安全です。
圧迫ソックスやストッキングの使用
適切な圧力を加えることで血流を改善し、むくみを軽減します。
水分補給
適切な水分を摂取することで、体内の水分バランスを保ち、むくみを予防できます。
ただし、心臓や腎臓に疾患がある場合は、医師の指示に従いましょう。
塩分の摂取を控える
塩分を多く摂ると体内に水分が溜まりやすくなるため、食事の塩分量を調整することが推奨されます。
足を心臓より高い位置に置く
横になって足を心臓より高い位置に置くことで、重力を利用して血液の逆流を防ぎ、むくみを軽減します。
※参考サイト
足を骨折した後のリハビリは“むくみ”を放置すると効果減!そのメカニズムと、無理なくできるむくみ対策|みんなの介護
むくみでお困りの方へ
むくみを改善するための第一歩は、身体を少しずつ動かすことです。
ただし、以下の点に注意してください。
- 痛みがある場合
無理をせず、患部を直接動かさずに周辺の関節を軽く動かすことから始めましょう。 - 痛みがない場合
無理のない範囲で、軽い運動やストレッチを行ってください。
動かすことに不安がある場合
動かすことに不安がある場合、以下の方法が効果的です。
- 水圧を利用する
お風呂やプールで水圧を利用することで、全身の循環を促進します。 - 圧力を加える
クロスローラー(壁紙を貼る際に使う道具)を使い、むくんだ部分に適度な圧力をかける方法も効果的です。 - 足を高くする
むくんでいる部分を心臓より高い位置に上げることで血液の循環を助けます。
まとめ

リハビリ中のむくみは、多くの場合適切なケアで改善します。
むくみを解消するために、日常生活に以下のポイントを取り入れましょう。
- 適度な運動やストレッチ
- マッサージや圧迫具の使用
- 水分補給と塩分管理
- 足を高くして休む
しかし、むくみが改善しない場合や症状が悪化する場合は、医師や専門家に相談することをおすすめします。
むくみでお困りの方は、ぜひ私たちにご相談ください。
むくみ解消のサポートを全力で行います!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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