リハビリ中に起こるむくみについて

むくみ,イメージ

皆様、こんにちは!

ちはや鍼灸接骨院の高橋です。

今回の記事では、リハビリ中に起こるむくみについて解説していきますね。

リハビリ中に患部がむくんでしまうことはよくあることだと思います。

リハビリによるむくみは、骨折や捻挫の様に外傷と呼ばれる怪我や手術などにより起こることが一般的です。

むくみを解消するには、身体の状態を適切に把握する必要があるのです。

むくみでお悩みの方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

むくみとは

むくみは、浮腫ふしゅと呼ばれ、皮膚周囲の水分上昇により腫れる状態を指します。

全身浮腫と局所浮腫に分類され、原因も様々ですが整形外科疾患によるリハビリで起こる、むくみは外傷性局所浮腫に該当することがほとんどです。

むくみと混同しやすいのが炎症による腫れで違いを知っておくことが大切です。

むくみの原因

原因,イメージ

むくみは、体液のバランスが崩れることで生じます。

リハビリ中の場合では、以下のような要因が考えられます。

活動不足: 長期間の安静や運動不足は、血液循環の低下を招き、むくみの原因になり得ます。

姿勢: 長時間同じ姿勢でいることも、血液循環を悪化させる要因です。

リンパ液の流れの悪化: 手術後やけがの影響でリンパ液の流れが悪化することがあります。

国立長寿医療研究センターにもむくみの原因について詳しく書かれていますので、引用させて頂きます。

足の腫れ・むくみの原因は?

国立長寿医療研究センターより引用。

むくみの一般的対応方法

むくみは、皮膚がへこむように一時的に水分量が上昇しているだけなので、むくんでいる部分の循環を高めることで軽減していきます。

むくみの対応方法は、以下のようなものがあります。

  • 安静を保つことも大切ですが、医師の指示のもとで適度な運動を行うことは、血液循環を促進し、むくみを減少させます。歩行や軽いストレッチが有効です。
  • やさしく筋肉をマッサージすることで、血液やリンパの流れを改善し、むくみを和らげることができます。ただし、マッサージは専門家による指導のもとで行うのが望ましいです。
  • 圧迫ソックスやストッキングを使用することで、下肢の血液循環を改善し、むくみを軽減することができます。
  • 水分を適切に摂取することで、体内の水分バランスを維持し、むくみを予防します。ただし、心臓や腎臓の状態によっては水分摂取量を制限する必要がある場合もありますので、医師の指示に従ってください。
  • 塩分の摂取過多は体内に水分を留め込み、むくみを引き起こす原因となるため、塩分の摂取量を控えめにすることが推奨されます。
  • 寝ている時や休憩時に足を心臓より高い位置に置くことで、重力による血液の逆流を防ぎ、むくみを軽減します。

むくみでお困りの方へ

むくみが取れず、リハビリが思うように進んでいない方がまず行うことは、身体を動かすことです。

もし、怪我や手術をした部分が痛く、身体を動かすことに不安がある方は、痛くない程度の小さい動きやその近隣の関節を動かすことをおすすめします。

身体の中の循環を作るためには、適切な運動が必要なのです。

痛みが無い場合は、無理のない範囲で身体を動かして頂けたらと思います。

身体を動かすことに不安がある場合

お風呂,イメージ

むくみの原因が分かっても、いきなり動かすことに不安な状況もあると思います。

その時に必要なことは、むくんでいる部分に万遍なく圧力を加えること、心臓より高い位置にむくんでいる部位を上げておくことです。

万遍なく圧力をかける方法の最たるものが水圧の使用です。

お風呂につかる、プールに入る、この方法を使用し、身体の循環を高めることができます。

可能であれば、少しずつむくんでいる部分を動かしてみてください。

これ以外にもクロスローラーと呼ばれる壁紙を張る時に使用するローラーを使い、むくんでいる部分に適度な圧力をかけることも効果があります。

上記の方法を行うと、水分の停滞は解消されていきむくみが徐々に改善されていきます。

まとめ

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リハビリ中のむくみは一般的な現象であり、多くの場合、適切なケアと管理によって改善されます。

しかし、むくみが持続する場合や症状が悪化する場合は、医師や専門家に相談することが重要です。

リハビリの目的は、機能回復と全体的な健康の改善であり、個々の状態に合わせた適切なアプローチが必要です。

専門家と密接に連携し、体の変化に注意を払いながら、リハビリを進めることが推奨されています。

むくみがひどい場合は、ぜひ当方へご相談ください。

むくみが解消されるように全力でサポートさせて頂きます。

以上、リハビリ中に起こるむくみについてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

資格:柔道整復師・鍼灸師・健康運動実践指導者・福祉レクリエーションワーカー・障害者スポーツ指導員
生年月日:1981年4月1日
施術経験:20年以上
2011年9月より、神戸市の六甲道にちはや鍼灸接骨院を開業致しました。

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