足底筋膜炎・足裏の痛みの改善について

足の痛み,イメージ

こんにちは、ちはや鍼灸接骨院の高橋です!

いつもホームページを見てくださり、ありがとうございます。

今回は、足底筋膜炎について分かりやすく解説していきますね。

目次

足底筋膜炎とは

足底筋膜炎は、足の裏にある厚い組織、足底筋膜に生じる炎症のことを指します。

この筋膜は、足のかかとから足の指の根本にかけて張り巡らされており、歩行時の衝撃を吸収する役割を果たしています。

足底筋膜炎は、特にかかとの痛みとして現れることが多いです。

中年女性に多いとされていましたが、近年では幅広い年齢層で発症しています。

足底筋膜とは

足底筋膜は、足底腱膜とも呼ばれ、踵骨の内側底面から指先にかけて走る筋膜です。

外側足底筋膜、内側足底筋膜とともに足裏を覆うように存在しています。

地面と接触する唯一の場所である足底で、「衝撃を分散」「姿勢の安定」「地面の情報収集」「運動時の趾の機能亢進」などの働きを行っています。

足底筋膜炎が発症すると、足底筋膜が機能せず全身に症状が波及する場合があります。

足底筋膜炎の原因

足底筋膜炎や踵骨棘など足裏の痛みは、原因を体重・加齢・運動過多などと考えられていますが違います。

根本的原因は、「足の機能低下」が多いです。

現代疾患のほとんどの原因に関与していると云っても過言ではないほど、足の機能は低下し全身に影響を出しています。

近年増加傾向にある足底の痛み、なぜ近年増えているか、理由は「靴の機能向上に伴う依存」です。

衣食住の西洋化により、足物もヒール・ブーツ・スニーカーが街履きとして定着するようになりました。

スニーカーは履き心地を意識した商品が売り出されるようになり、足の機能を使用しなくても靴が衝撃を吸収してくれるようになりました。

ヒールは、足裏の接地リズムを変化させ、足の形を変化させました。

靴の機能向上により、足は機能低下し、自力で身体の安定性を確保しにくい状況に陥っています。

運動会の徒競走は、裸足だった昭和から平成前期。

理由は足の機能がちゃんと使え、身体の機能連動が安定するためです。

靴を履くと、足の機能がダイレクトに地面に伝わらなくなります。

手も同じで、手袋を着用して手仕事をすると感覚が鈍くなり、必要以上に力みます。

スニーカーブームが到来した平成前期以降、足の機能低下により「浮き指」「外反母趾」「内反小趾」「偏平足」なども多くなりました。

足の機能低下の影響を一番受けたのが足指です。

足底筋膜炎は、足指の機能回復が大切です。

普段の使い方からくる機能低下

足裏の痛みの解消には、施術も必要ですが無意識で行っている日常生活動作の認識を変えることが大切になります。

そのためには、趾先の機能の回復は必要です。

足裏には、土踏まずとよばれる部分が3か所あります。

内側縦アーチ・外側縦アーチ・横アーチが連動することで足底筋膜をサポートしていますが足指の機能が低下すると、アーチの機能も低下することで、足底筋膜に過剰な負荷がかかり炎症を起こします。

日常生活中から足指先端が地面に触れているか確認していくだけでも機能は徐々に回復していきます。

足裏の疾患が現代疾患だと言われる所以は、履物からくる足指の機能低下です。

昔は草鞋を履き、足指の機能を維持する生活習慣が身についていたため、発症が少なかったと考察しています。

靴の機能に頼らない足指の機能を身に着けた時足底筋膜炎は解消し、再発しにくくなります。

足指の機能回復と身体の安定性

問診,イメージ

階段昇降・ズボンや靴下を履く・走るなど日常生活で一瞬ですが、片脚立ちになる場合があります。

足指の機能低下により、全身の安定性が低下するため、身体を固める指令が脳から伝達されます。

その結果、様々な関節に影響を与え、膝関節の変形もその一つです。

足指の機能は、生涯必要な機能の一つです。

自由に歩行できる期間を長くするためにも足指の機能回復と全身の連動性を再獲得し、足裏が本来行う働きを思い出しましょう。

足底筋膜炎でお悩みの方は、ぜひ当方へご相談ください。

以上、足底筋膜炎・足裏の痛みの改善についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

資格:柔道整復師・鍼灸師・健康運動実践指導者・福祉レクリエーションワーカー・障害者スポーツ指導員
生年月日:1981年4月1日
施術経験:20年以上
2011年9月より、神戸市の六甲道にちはや鍼灸接骨院を開業致しました。

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