手根管症候群についてわかりやすく解説
こんにちは、ちはや鍼灸接骨院の高橋です!
今回は「手根管症候群」について、できるだけ分かりやすくお話しします。
日常生活にも大きく影響するこの疾患について、原因や症状、当院でのアプローチ方法を詳しくご説明します。
手根管症候群とは?
手根管症候群とは、手首を通る「正中神経」が圧迫されることで発生する疾患です。
この神経は、手の動きや感覚を司る重要な役割を果たしていますが、圧迫や刺激を受けると、次のような症状が現れます。
- しびれ(特に親指、人差し指、中指)
- 痛み(手首から指先、場合によっては腕全体に広がることも)
- 手の力の弱まり(物をつかむのが難しくなる)
手根管とは?
手根管は、手首にある狭いトンネルのような構造です。
この中を、以下のものが通っています。
- 正中神経(しびれや痛みに関係する神経)
- 深指屈筋と浅指屈筋(指を曲げる筋肉)
- 長母指屈筋(親指を曲げる筋肉)
この狭いスペースで、圧迫や摩擦、伸び縮みといったストレスがかかると、正中神経が圧迫されて症状が出ます。
この状態は「絞扼性正中神経障害(こうやくせいせいちゅうしんけいしょうがい)」とも呼ばれています。
手根管症候群が発生しやすい人
手根管症候群は、特に以下の人に多く見られます。
- 40~60歳代の女性
- 妊娠後期の女性
- 人工透析を受けている人
また、男性でも以下の状況で発生しやすいです。
- 手作業を多くする労働者
- パソコン作業を長時間行うデスクワーカー
手根管症候群の原因
手根管症候群の主な原因には、以下のようなものがあります。
- 反復的な手の使用
- キーボード入力、手作業、楽器演奏などで、手首に負担がかかる動作を繰り返すこと。
- 解剖学的な要因
- 手根管がもともと狭い人や、手首の骨折や脱臼によって手根管が狭くなる場合。
- 健康状態
- リウマチ性関節炎、糖尿病、甲状腺機能低下症などの持病がリスクを高めることがあります。
- その他の要因
- 妊娠や肥満も、手根管症候群を引き起こす可能性があります。
手根管症候群に似た疾患
似たような症状を引き起こす疾患もありますので、注意が必要です。
- 尺骨神経管症候群
- 尺骨神経が圧迫される疾患で、小指や薬指にしびれや感覚障害が出ます。
- 頚椎神経根症
- 首にある神経が圧迫されて起こる症状。手だけでなく、腕や首にも痛みやしびれが現れることがあります。
当院でのアプローチ方法
手根管症候群を根本的に改善するためには、手首だけでなく全身のバランスを整えることが大切です。
当院では、次の3つの観点からアプローチを行います。
関節の可動域を広げる
手首の関節には、以下のように複数の関節があります。
- 橈尺関節
- 橈骨手根関節
- 手根中央関節
- 手根中手関節
これらの関節が正常に動くだけでなく、肩や肘の関節と連動して動くことが重要です。
当院では、腕や手首だけでなく、首や腰、骨盤など全身の関節を含めた施術を行い、全体の協調性を高めます。
筋肉の柔軟性を取り戻す
筋肉の緊張や炎症が原因で関節の動きが制限されている場合があります。
当院では、炎症や微小断裂を起こしている筋肉に直接アプローチし、筋肉の緊張をほぐして柔軟性を回復させます。
これにより、筋肉が関節の動きを邪魔しない状態を作ります。
神経の動きを整える
関節と筋肉が正常に動くようになると、神経も安定した状態に戻ることがほとんどです。
ただし、一部の方では「痛みへの恐怖」や「不安」による緊張状態が続く場合があります。
当院では、そのようなメンタル面のケアも行っていますので、安心してお越しください。
まとめ
手根管症候群は、手首の正中神経が圧迫されることで発生する疾患です。
単に「固定する」だけでは根本的な改善には至らない場合が多く、全身のバランスを整えながら、関節、筋肉、神経の動きを改善することが重要です。
もし手根管症候群でお悩みの方がいらっしゃいましたら、ぜひちはや鍼灸接骨院へご相談ください。
皆さまの痛みや不安を少しでも軽減するお手伝いをさせていただきます!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
手根管症候群の施術を受けた方の喜びの声
右の手首が何をしても痛かったけど、先生のおかげで今ではぜんぜん痛くないです。肩もバキバキいってたけど、楽になりました~!
先生とのおしゃべりも楽しくて来店が楽しみの一つになりました!
本当にありがとうございます!!
※この体験談は個人の感想であり、成果や成功を保証するものではありません。
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